レイブンズOLBオウェ、ブロンコスQBブリッジウォーターへのヒットに「悪意はなかった」と説明
2021年10月08日(金) 00:24レイブンズのルーキーアウトサイドラインバッカー(OLB)オダフェ・オウェはシーズン第4週のサンデーゲームでデンバー・ブロンコスのクオーターバック(QB)テディ・ブリッジウォーターをノックアウトしてしまったが、現地6日(水)、それは意図したことではなかったとほのめかした。
ブリッジウォーターはハーフタイム直前のサードダウンのプレーで脳振とうを起こしたと判断された。ブロンコスは23対7でレイブンズに敗れている。サードダウンの残り10ヤード、オウェはクリアな経路でブリッジウォーターの胸元に突っ込み、彼がインコンプリートに終わったパスをリリースしたと同時に胴体上部と頭にブローを与えた。
衝撃はブリッジウォーターのヘルメットが外れるほどで、彼は退場を強いられることになった。後半はブロンコスのバックアップQB、ドリュー・ロックが代役を務めている。
「悪意はなかったんだ」とオウェは『ESPN』に述べた。「俺たちのメンタリティってのは肉体主義で、やるべきことを全部安全に、ペナルティを受けずにやることを一番に考える。テディには幸運を祈っているよ。俺は別に汚いことをするつもりはなかったんだ」
オウェのブリッジウォーターへのヒットは頭と首の部分に接触しており、ラフィングザパサーのペナルティに相当すると思われた。しかし、このプレーでフラッグは投げ込まれなかった。その前のセカンドダウンでも、レイブンズのセーフティ(S)チャック・クラークがレシーバーのディオンテ・スペンサーに激突し、退場に追い込むというプレーがあった。
ブロンコスのヘッドコーチ(HC)ビック・ファンジオはどちらのプレーでもフラッグが投げられるべきだったとの考えを口にした。
「明らかにコールされるべきだった。だが、そうならなかった」とファンジオは述べた。「私は(先週)審判事務局に対し、(相手ディフェンスの)同様のヒットで何の処分も出されなかったビデオを送付した。同じことが続いている。つまり、審判事務局にビデオを送ることは時に無益だということが分かる」
ブリッジウォーターは脳振とうプロトコルに入り、今もそのままだが、早ければ7日(木)にも復帰できるかもしれない。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによると、彼の気分は良くなっているといい、水曜日にはチームミーティングにも復帰し、ウエイトを使ったトレーニングも再開したとのことだ。一方、スペンサーの方は胸部のケガで日々観察となっている。
ブリッジウォーターが出場できなければ、プレシーズンの先発争いで敗れたロックが2021年シーズン初の先発を任されることになる。デンバーは日曜日にピッツバーグ・スティーラーズとの試合を控えている。
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