スティーラーズWRスミス・シュスターが肩の手術へ、今季絶望
2021年10月12日(火) 06:15ピッツバーグ・スティーラーズ残留を決めたワイドレシーバー(WR)ジュジュ・スミス・シュスターの今季が早々に終わりを迎えた。
現地10日(日)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは、スティーラーズが27対19でデンバー・ブロンコスを制した試合で肩を負傷したスミス・シュスターが治療のために手術を受け、今季、これから実施される試合には欠場すると報じている。
シーズン第5週に行われた試合の第2クオーターで、スミス・シュスターはエンドゾーン付近までボールを運んだ際にブロンコスのディフェンシブバック(DB)カリーム・ジャクソンから強力なヒットを受けて負傷した。退場したスミス・シュスターが試合に戻ることはなかった。
南カリフォルニア大学(USC)出身のスミス・シュスターは今オフシーズン中、他チームへ移籍するよりも額面の低い1年契約でスティーラーズに残留すると決めて多くの人々を驚かせた。スティーラーズのサラリーキャップには大きな制約があったため、スミス・シュスターは他チームへ移籍すると予想されていたが、最終的にはクオーターバック(QB)ベン・ロスリスバーガーとプロとして唯一在籍してきたスティーラーズの元へ戻ることを選択し、好条件を提示していたカンザスシティ・チーフスとは契約しなかった。
2021年シーズン開幕から1カ月間、スティーラーズは攻撃面で苦戦を強いられており、チーム全体が抱える困難はスミス・シュスターの生産性に表れている。肩を負傷するまでの4試合半でスミス・シュスターはわずか15回のキャッチで129ヤードを記録するにとどまっている。最も不幸だったのは、スティーラーズが今シーズンに入ってから初めて真っ当に生産的なオフェンスを見せていたタイミングでスミス・シュスターが退場したことだ。
2018年にはアントニオ・ブラウンのバックアップとして1,400レシーブヤードを突破していたが、その後の3シーズンはいずれも900ヤードを超えられずに、スミス・シュスターはキャリア5年目のシーズンを残念な形で終えた。彼は再びオープンマーケットに出る可能性が高く、2022年には他チームへ向かうと予想されている。
【RA】