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4勝1敗スタートで「スーパーボウルのことを考える」とカウボーイズWRクーパー

2021年10月12日(火) 12:45

ダラス・カウボーイズのアマリ・クーパー【James D. Smith via AP】

4連勝したばかりのダラス・カウボーイズのワイドレシーバー(WR)アマリ・クーパーは、ダラスのすべてのファンが思っているに違いないことを代弁した。

クーパーは「これだけ好調だとスーパーボウルのことを考え始める。それが現実だ」と『Associated Press(AP通信)』に話している。「近づけば近づくほど欲が出てくる。そして些細なことが気になるようになるんだ」

クーパーにとって些細なこととは、現地10日(日)にディビジョンライバルのニューヨーク・ジャイアンツとの対戦でカウボーイズが見せただらしない立ち上がりを指す。前半で2回のターンオーバーを喫し、ハーフタイムを迎えた時点で最下位のジャイアンツ相手に1スコア差しかつけることができなかった。カウボーイズは最終的に44対22で圧勝したものの、今回のように出だしでつまずいていてはNFLのエリートチームとの対戦では簡単に負けてしまう。

カウボーイズは2018年以来の4連勝を達成し、2016年以来のシーズン開幕4勝1敗となっている。唯一の敗北はスーパーボウルチャンピオンであるタンパベイ・バッカニアーズとの開幕戦で、バッカニーアは最後の数秒でフィールドゴールを決めて辛くも勝利を収めた。

クオーターバック(QB)ダック・プレスコットを中心としたカウボーイズの強力なオフェンスが、ダラスにおける興奮を助長している。シーズン第5週まででカウボーイズは1試合あたりのヤード数(439.6)でNFLトップ、1試合あたりの得点(34.0)で2位につけている。カウボーイズのディフェンスはこれまでのところ、ほとんどの主要なカテゴリーで中位に位置しているものの、ボールを狙う能力によってすでに12個のテイクアウェイ(NFL内2位)を記録し、試合の流れを変えるようなプレーはオフェンスをさらなる成功へと導いている。

カウボーイズは第6週にニューイングランドに向かい、ビル・ベリチックがヘッドコーチ(HC)になってから一度も勝っていない相手であるペイトリオッツに挑む。また、フォックスボローはカウボーイズが1987年以来勝利していない場所でもある。5回目にして最後のスーパーボウル優勝を果たした1995年以来、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)のチャンピオンシップゲームに進出していないフランチャイズにとって、古い習慣を断ち切ることは不可欠だ。自分たちのアイデンティティーを見つけ、週を追うごとに自信を深めているチームが26年間の低迷期を終わらせるためには、些細なことにこだわることが大きな違いを生み出すかもしれない。

クーパーは細かい部分について「そういうミスは必要ない」と述べ、「俺たちと俺たちの基準、どういうチームになろうとしているのか、どこへ向かおうとしているのかが重要だ」とコメントしている。

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