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スティーラーズWRスミス・シュスターの負傷によりWRワシントンの役割拡大へ

2021年10月13日(水) 11:51


ピッツバーグ・スティーラーズのジェームス・ワシントン【AP Photo/Matt Ludtke】

ピッツバーグ・スティーラーズのワイドレシーバー(WR)ジェームズ・ワシントンはプレシーズン中に求めていた通り、より大きな役割を担うことになった。だが、それは組織内の誰もが望んでいた状況によるものではない。

現地10日(日)にデンバー・ブロンコスに勝利した試合で肩を負傷したWRジュジュ・スミス・シュスターは、治療のために手術を受けることになり、今シーズンの残りを欠場する見込みとなっている。ヘッドコーチ(HC)のマイク・トムリンは複数の選手がスミス・シュスターの代わりを担うと述べていたが、その穴を埋めるのに最も頼りにされているのはワシントンのようだ。

トムリンHCは「ジュジュのような選手を失い、彼がわれわれのオフェンスの枠組みの中でどのように機能してきたかを考えると、普通は複数の選手が何らかの形でその役割を引き継ぐことになるだろう」と火曜日に『ESPN』のブルック・プライアーに述べている。「われわれはジュジュの代わりを探しているわけではない。より大きな役割を担うことになった選手にさらなる機会を与えようとしているだけだ」

プロとして4年目を迎えるワシントンはこれまでのところキャッチ9回で99ヤードと、スティーラーズのオフェンスの中では後回しにされてきたと言える。

8月にはワシントンがトレードを要求したとの報道を否定したトムリンHCだが、ワシントンの役割についてチーム内で話し合いが持たれたことは少なくとも認めている。ワシントンはスティーラーズで、スミス・シュスター、ディオンテ・ジョンソン、チェイス・クレイプールに次ぐ4番目のレシーバーに位置づけられてきた。彼が最も活躍した2019年にはキャッチ44回で735ヤードを稼ぎ、タッチダウンを3回決めている。

トムリンHCは「ジェームズには大きな信頼を寄せている。ジュジュのケガは非常に残念なことだが、ジェームズにとっては自分の役割を拡大して実力を発揮する機会となる」とつけ加えた。

スミス・シュスターは2021年の短いシーズンでタッチダウンは決めていなく、1試合平均26レシーブヤードと、スタッツ上に目立った記録を残すことはできなかった。しかしながら、クオーターバック(QB)のベン・ロスリスバーガーが苦戦していることを考えると、すべてがスミス・シュスターのせいだとは言えない。そのビッグベンは日曜日に最高のパフォーマンスを見せており、もし彼が自分のペースをつかんだのであれば、出番が増えるワシントンにとっては良いタイミングだ。トムリンHCがワシントンのスナップ数を増やす分、WRレイ・レイ・マクラウドとWRコディー・ホワイトのプレー時間も増えることだろう。

スティーラーズは火曜日にWRアンソニー・ミラーも練習チームに加えている。

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