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再度のケガによる欠場に悔しさをにじませるジャイアンツRBバークリー

2021年10月15日(金) 16:56


ニューヨーク・ジャイアンツのセイクワン・バークリー【AP Photo/Steve Luciano】

ニューヨーク・ジャイアンツのランニングバック(RB)セイクワン・バークリーはケガによって傷つけられた経歴を書き換えるべく、2021年シーズンに臨んだ。4シーズン目が始まって6週間、彼は新たなケガに肉体的にも精神的にも悩まされている。

去る日曜日に足首を捻挫したバークリーは、シーズン第6週のロサンゼルス・ラムズ戦を欠場する見込みだ。過去3シーズンでバークリーがケガによって逃した試合はこれで18試合目。バークリーにとっては増えてほしくないスタッツの一つだ。

『SNY』が報じたところによれば、バークリーは3シーズン続けてケガによって試合を欠場することについて、「正直に言うと、悔しい。どうして起きるのか意味が分からない」と記者たちに述べたという。「でもいつまでもそのマインドセットでいるわけにはいかない。それじゃ何も得られないからな。すべてのことは何か理由があって起きるんだ」

元全体2位指名のバークリーは2019年に足首の捻挫で3週間離脱し、2020年シーズンは第2週にACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂してシーズン終了となった。攻撃部門のルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝いた2018年以来、フルシーズンを送っていない。

過去のケガの記録に苦しみ続けるバークリーは、第5週のダラス・カウボーイとの敗戦で足首を捻挫した際も、そのことが脳裏をよぎったに違いない。

「やっと自分のペースをつかみ始めたところだった。前回カートに乗ったときはそれでシーズンが終わってしまったから、今回は乗りたくなかったんだ」とバークリーはACL断裂を振り返りながらつけ加えた。

ケガのために再び欠場を余儀なくされたバークリーは、今回のケガを「不幸中の幸い」と捉えていると言う。

今週、ニューヨークのトレーニングルームにいるのはバークリーだけではない。膝を負傷したワイドレシーバー(WR)のケニー・ゴラデイもまだ練習に参加しておらず、同じくラムズ戦には出場しない予定だ。一方で、脳しんとうにより日曜日の試合を退場した先発クオーターバック(QB)のダニエル・ジョーンズは現地14日(木)に練習に戻っている。参加は限られていたものの、復帰に向けては順調な様子だ。

バークリーの足首のレントゲン検査で大きな損傷がないことが判明し、ジャイアンツは弾丸をかわしたような思いだっただろう。バークリーは第7週のカロライナ・パンサーズ戦までには復帰できる見込みで、戦線離脱はわずか1週間で済みそうだ。

しかし、バークリー自身は今回のケガからの復帰に具体的なタイムテーブルを設定するつもりはなく、「特定の日付や試合に復帰できるという期待をかけるつもりはない。自分の身体に耳を傾け、トレーナーの言うことを聞いて、日々様子を見ることにする」と話している。

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