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バッカニアーズのオフェンスで可能性は「無限だ」とRBフォーネット

2021年10月15日(金) 23:51

タンパベイ・バッカニアーズのレナード・フォーネット【AP Photo/Matt Slocum】

今は“エブリウィーク・レニー”と呼ぼう。

タンパベイ・バッカニアーズのランニングバック(RB)レナード・フォーネットは昨季“プレーオフ・レニー”と呼ばれたときの活躍ぶりをそのままに、毎週のように印象を残している。

28対22で勝利した現地14日(木)開催のフィラデルフィア・イーグルス戦で、フォーネットはイーグルスのディフェンシブラインを突き破り、パスディフェンス時にはラインバッカー陣を叩きのめした。フォーネットは今季最高のキャリー22回で81ヤード、タッチダウン2回をマーク。さらに、キャッチ6回で46ヤードを記録し、スペースでタックルを撃破する能力を発揮した。

バッカニアーズの先発として活躍しているフォーネットは、ルイジアナ州立大学(LSU)出身のランナーとして期待されていた通りの活躍を見せている。

『The Tampa Bay Times(ザ・タンパベイ・タイムズ)』によると、フォーネットは木曜日に「第一に、俺はこのポジションにいられて幸せだと思っている」と語り、次のように続けたという。

「(2020年にジャクソンビル・ジャガーズから)カットされて、今はこの組織とチームの勝利に貢献する一員になることから始めようと思う。それから、コーチやチームメイトが俺を信頼して、俺自身が一日の終わりに仕事を成し遂げたと実感して、信じていることも必要だ」

「チームメイトだけじゃなくて家族や子どもたち、(故郷の)ニューオーリンズのみんなのサポートがあれば、俺には限界がなくなる」

バッカニアーズはフォーネットを主力選手として使っている。フォーネットは木曜日の攻撃スナップのうち47回(63%)をプレーしたのに対し、ロナルド・ジョーンズ二世はわずか14回、ジオバニ・バーナードは12回だった。

ヘッドコーチ(HC)ブルース・エリアンスは「レニーは本当に、本当に良くて、安定していた――ランでもパスでも、パスプロテクションでもだ。彼は今、ハイレベルで優れたスリーダウンバックとしてプレーしている」と述べた。

今季、素晴らしいプレーを発揮できている理由について、フォーネットはバッカニアーズで過ごすシーズンが2年目となり、オフェンスを完全に理解したことを挙げている。

フォーネットは「俺は初戦の2週間前に入団したから、その1年があるだけで理解度が大きく変わった。特に、1年間、仲間と一緒にプレーして――彼らを信頼し、彼らも俺を信頼してくれたことで――信頼と責任が欠けていたのがどちらも解消された」と語っている。

バッカニアーズの攻撃陣にはもう一つ武器が必要であるかのように、フォーネットは頼りがいのあるランニングバックとして、またクオーターバック(QB)トム・ブレイディが信頼するパスキャッチャーとして登場し、すでに恐ろしい攻撃陣に新たな次元をもたらしている。

【RA】