タイタンズ新人CBファーリーにACL断裂の恐れ
2021年10月19日(火) 23:50現地18日(月)夜に行われたバッファロー・ビルズ戦で34対31というスリリングな勝利を収めた後、テネシー・タイタンズは残酷なニュースに見舞われた。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが火曜朝に関係者の話として伝えたところによると、タイタンズからドラフト1巡目で指名された新人コーナーバック(CB)ケレブ・ファーリーがACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂した恐れがあり、今季出場の見込みは途絶えたという。
ファーリーはMRI検査を受ける予定だが、一般的にACL断裂は追加の検査をする前にチームの医療スタッフが簡単に診断できるものだ。ただ、MRI検査を受けることで靭帯がどの程度損傷しているか、より詳細な情報を得られるだろう。
第一報を伝えたのはポール・クハースキーだった。
才能あるコーナーバックは新たな挫折を味わっている。ファーリーは2017年にACLを断裂し、2019年には背中を負傷してドラフトでの株が下がり、2020年には新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への懸念から大学でプレーせず、今年3月に背中の手術を受け、そして再びACLを断裂したのだ。
ドラフトでトップ10に入る実力を持っていたファーリーだが、複数回にわたって背中を手術したことで順位を落とし、既往歴があったとしてもチームに利益になるかもしれないと判断したタイタンズからドラフト全体22位で指名されている。アクティブ登録されたファーリーはプレシーズンで2試合に出場していた。今季初戦は主にスペシャルチームでプレーしていたが、シーズン第2週の前に肩を痛め、それから3試合は欠場している。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によれば、先週の試合に復帰したファーリーは22回のディフェンシブスナップに参加していたという。
タイタンズで負傷者が続出している中、ファーリーは月曜夜に初めて先発出場を果たし、タックル2回を決めている。しかし、第2クオーターの途中で膝を痛めて退場したときには、ケガが深刻な状態であることが伝わってきていた。
22歳のファーリーはNFLでのキャリアが始まってもなお、新たなリハビリを始めていく。
【RA】