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トレードのうわさを無視するジャイアンツTEエングラム、「俺はギブアップするタイプじゃない」

2021年10月22日(金) 02:33

ニューヨーク・ジャイアンツのエバン・エングラム【AP Photo/Noah K. Murray】

ルーキー契約の最終年をプレーしているニューヨーク・ジャイアンツのタイトエンド(TE)エバン・エングラムは、ホームのファンが叫ぶやじやメディアからのトレードのうわさを耳にしている。

もう少し詮索されない新たな環境の方が、彼のキャリアにとっては有益だと思われるが、エングラムは逃げ出すことに全く関心を持っていない。

「俺は困難にぶち当たって、たいていの人が望むような方向に行かないからって、ギブアップしたり他のどこかへ移ったりすることを望むタイプじゃない」と彼は『NY Daily News(ニューヨーク・デイリーニューズ)』のパット・レナードに打ち明けた。「つまり、もちろん、俺はここにいたんだ。ここにいるのが俺の仕事。ここで働くことが俺の仕事だ。このチームは俺の家族だよ。俺たちは逆境の中にいて、これから戦争に向かい、どうにか良くしようとしているんだ。だからそう、俺はここにいたい。本当に、聞かれるのも嫌なんだ。そんなことはここの誰にも聞くべきじゃない」

11月2日(火)のトレード期限を前に、ジャイアンツに残りたいというエングラムの願望は、うわさについて尋ねられることに憤慨するほど強かった。

「何でそんなことばっか聞いてくるのか、ほんと分かんねえよ。まるで、“俺はここにいたくない”なんて答えるとでも思ってるみたいにさ。俺の口からそんな言葉が出てくることは絶対にない」とエングラムはレナードにまくし立てた。「ここにいる誰の口からもそんな言葉は出てこないはずだ。俺の仕事はここでフットボールをすること。俺はニューヨーク・ジャイアンツの一員だ。この建物内の人たちは俺を信じてくれている。俺たちを信じてくれているんだ」

5年目のTEはトレードのうわさがなぜ広まっているのかを理解している。魅力的なスキルセットを持っているにもかかわらず、エングラムは相変わらず一貫性を見せられず、ドロップに苦しんでいる。

2020年にプロボウルに選出された元1巡目指名はシーズン第6週までに4試合をプレーし、21回のターゲットで14回のキャッチ、127ヤードを獲得してタッチダウンはない。

ジャイアンツはこのオフシーズン中にカイル・ルドルフを追加しており、ニューヨークでのエングラムの日々は終わりが近そうだ。それがトレード期限の前にやってくるのか、それともフリーエージェンシーという形でやってくるのかが、今、最大の問題となっている。

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