ニューイングランド・ペイトリオッツに勝利した試合のオーバータイムでダラス・カウボーイズのクオーターバック（QB）ダック・プレスコットがふくらはぎを痛めてから1週間が経過した。慎重に対応しているとはいえ、カウボーイズは現地31日（日）夜に控えるミネソタ・バイキングス戦でスタークオーターバックが先発できると楽観的に考えている。

情報筋の話によれば、プレスコットはバイウイーク明けの月曜日に行われる軽い練習には参加しない見込みだという。プレスコットが練習に復帰するのは最短で水曜日となり、チームはプレスコットが本来の動きをできているかどうか、また、比較的小さな問題が大きな問題に発展しないかどうかを注意深く観察するだろう。

カウボーイズはプレスコットが投球側の肩の筋肉を痛めてトレーニングキャンプを大幅に欠席することになったときと同様、長期的に考えている。当時の計画は徐々に調子を上げていくものだったため、プレスコットはシーズン開幕に間に合う形で復帰を果たした。

プレスコットはバイウイークのほとんどを地元で過ごし、チーム施設でリハビリに励んできた。リハビリテーションディレクターのブリット・ブラウンとヘッドアスレチックトレーナーのジム・マウラーが見守る中、プレスコットはほとんどの時間をプールで過ごしている。プールの中ではフットワークのドリルやランニングに取り組みながらも、地面にはほとんど足をつけないようにしてきた。それもこれも、ふくらはぎのケガを悪化させないためだ。

プレスコットは笑顔を絶やしていない――これはカウボーイズが彼の復帰を楽観視しているもう一つの理由となっている。プレスコットは土曜日もリハビリに励んでおり、カウボーイズの想定より少し先行している状態だ。

序盤からMVPの最有力候補として注目されているプレスコットは今季6試合を通してパス成功率でキャリアハイの73.1%、1,813ヤード、タッチダウン16回を記録しており、カウボーイズはシーズン開幕戦こそタンパベイ・バッカニアーズに敗れたものの、現在5連勝中だ。

【RA】