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バッカニアーズQBブレイディがTDパス600回を達成した初めての選手に

2021年10月25日(月) 10:25

タンパベイ・バッカニアーズのトム・ブレイディ【AP Photo/Jason Behnken】

クオーターバック(QB)トム・ブレイディがタンパベイにやってきてからの時間はまだ短いものの、数々の記録に満ちている。現地24日(日)、そこに新たな記録が加わった。

ブレイディはNFLで初めて、キャリアを通じてタッチダウンパス600回を投じた選手になっている。

バッカニアーズのシグナルコーラーであるブレイディは、シカゴ・ベアーズ戦の第1クオーター残り6秒でマイク・エバンスを相手に、この試合2度目となる9ヤードのタッチダウンパスを投じてこの記録を打ち立てた。

バッカニアーズが38対3で勝利した試合の中で、ブレイディはタッチダウンパス4回、パス36回中20回成功、211ヤードをマークし、キャリアを通じたタッチダウンパスは602回に到達した。この試合はブレイディが3回以上のタッチダウンパスを記録した97回目の試合であり、4回以上で数えると37試合目にあたる。いずれもドリュー・ブリーズと並び、NFL歴代トップの数字だ。

タッチダウンを決めたエバンスはその重要性に気づかないまま、歴史を塗り替えたフットボールを客席へ投じてしまった。チームはブレイディとフットボールの殿堂へ返すよう、ボールを手に入れたファンと交渉している。『CBS』のトレイシー・ウォルフソンによれば、このファンは別のボールと“何らかのサイン入りジャージー”を受け取ったという。

ブレイディのこの日最初のタッチダウンパスは、第1クオーター残り4分37秒時点でクリス・ゴッドウィンに投げた4ヤードのパスだった。

以前からタッチダウンパスの回数でリーグの歴代トップとなっていたブレイディが、日曜日にリードをさらに広げている。引退したブリーズが571回で2番手に着け、アーロン・ロジャースの記録が歴代5位、現役2位の427回となっている。

44歳のブレイディが今季に複数のタッチダウンパスを通した試合は、すでに5試合となっており、タッチダウンパス回数でNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)トップとして第7週を迎えていた。

第4週にNFLの歴代パスヤードリーダーとなったブレイディは、ブリーズに次いでNFLで2人しかいない8万パスヤード超えを達成している。

日曜日、G.O.A.T.は歴史に新たな1ページを刻んでいる。

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