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ドルフィンズQBタゴヴァイロア、テキサンズQBワトソンとのトレードのうわさを「聞いて聞かぬふり」

2021年10月25日(月) 13:32


マイアミ・ドルフィンズのトゥア・タゴヴァイロア【NFL】

NFLのトレード期限が現地11月2日(火)に迫る中、マイアミ・ドルフィンズがヒューストン・テキサンズのクオーターバック(QB)デショーン・ワトソンに関心を寄せていることが今週はいっそう話題となった。ドルフィンズのQBトゥア・タゴヴァイロアはなんとかその話題を逸らそうと現地24日(日)に全力を尽くしている。

だが、勝利にはあと一歩及ばなかった。

ドルフィンズは先発クオーターバックのタゴヴァイロアが大活躍したにも関わらず、アトランタ・ファルコンズに試合終了間際のフィールドゴールを決められて30対28で惜敗。タゴヴァイロアが間もなくワトソンにその仕事を奪われ、本人はトレードされる可能性が報じられる中での敗戦となった。

トレードのうわさについてタゴヴァイロアは「聞いて聞かぬふりをしている。それだけだ」とコメントしている。

ドルフィンズのヘッドコーチ(HC)ブライアン・フローレスは、今週にタゴヴァイロアと話し合い、彼がチームのQBであること、そして集中力を維持する必要があることを繰り返し伝えたという。タゴヴァイロアは自分の役割を果たし、キャリア13回目となる先発試合で最高のパフォーマンスを見せた。2年目のサウスポーはパス40回中32回(80%)を成功させ、291ヤードとタッチダウン4回、インターセプト2回を記録している。

タゴヴァイロアはこれまで1試合で3本のタッチダウンを決めたことはない。シーズン第7週の最後のタッチダウンは残り2分33秒のところで28対27とドルフィンズにリードをもたらした。

フローレスHCは「これこそクオーターバックに求めているものだ。チームに勝つチャンスをもたらす。それ以上に求めることはない」と述べている。

その後ファルコンズは試合を決定づけるフィールドゴールを成功させ、ドルフィンズは6連敗を喫して1勝6敗となった。ドルフィンズが相手に試合終了直前のキックを決められて試合を落としたのはこれで2回連続、今季3回目となる。

試合後にタゴヴァイロアは「勝つための秘訣なんてものはないと思っている。ただ、ミスは許されない」と話した。

これからの9日間で彼がドルフィンズにとってどれだけ大きい存在かが明らかになるだろう。

【R】