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タイタンズ戦で早々に退場も「大丈夫」とチーフスQBマホームズ

2021年10月25日(月) 22:36

カンザススシティ・チーフスのパトリック・マホームズ【AP Photo/Mark Zaleski】

カンザスシティ・チーフスのクオーターバック(QB)パトリック・マホームズは大変な1日を過ごした上、早々に出番を終えている。

27対3で敗れたテネシー・タイタンズ戦の第4クオーターの途中、チーフスの万能クオーターバックは倒されてしまった。マホームズは脳震とうプロトコルをクリアしているものの、勝敗がすでに決まっていたこともあり、ヘッドコーチ(HC)アンディ・リードは彼を退場させることを選択している。

タイタンズはハーフタイム終了時に27点のリードを奪っていたが、これはチーフスにとって過去3季以上を通して最大の点差であり、マホームズが司令塔を務めるようになってから最も一方的に叩きのめされた試合となった。この試合で一番の関心事となったのは当然、マホームズの健康状態だ。ただ、マホームズが試合後のインタビューに参加したのは良い兆候だったと言えよう。

マホームズは報道陣に対して「今は大丈夫。みんな、あのヒットを見ただろう。立ち上がるのには時間がかかったけど、大丈夫だった。ここにいるために必要なことはすべてやった」とコメントしている。

タイタンズのディフェンシブエンド(DE)デニコ・オートリーが足にまとわりついている状態でDEジェフェリー・シモンズの太ももが顔面に当たり、マホームズは後ろに倒れてしまった。マホームズが立ち上がってフィールドを歩き出すのには時間がかかっている。ブルーのメディカルテントへ移動したマホームズはリードHCと短い会話を交わした後、ベンチに戻っていった。

これで彼のキャリアの中でも最悪とも言える成績に終止符が打たれた。マホームズは今季初めて1度もタッチダウンパスを投げられず、パス35回中20回成功、206ヤード、インターセプト1回を記録し、今季通算被インターセプト数ではリーグワーストタイ(9回)となっている。また、1試合で今季最多4回のサックを受けており、タッチダウンドライブをリードできなかったのはキャリアで2回目となった。もう1つの例は今年2月に開催された第55回スーパーボウルでの出来事だった。

リードHCは後に「彼は物事を起こそうとしている。われわれは皆、その一部だ。私はもっとよく調整しなければならない」と話している。

7試合を終えた時点で3勝4敗のチーフスが勝率5割未満になるのは今季3度目で、マホームズが指揮を執るレギュラーシーズンでの最多敗北記録を更新した。しかし、優勝争いに慣れたロッカールームを悩ませているのはその負け方だ。

「恥ずかしいさ。かなりの仕打ちを受けたよ」とマホームズは話している。

【RA】