パッカーズDCバリーが新型コロナ陽性でカーディナルス戦を欠席か
2021年10月26日(火) 05:57グリーンベイ・パッカーズの守備陣はコーディネーターを欠いた状態で今季最大の難敵に立ち向かおうとしている。
パッカーズの守備コーディネーター(DC)ジョー・バリーが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性判定を受けたと『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロとイアン・ラポポートが報じた。バリーDCは現地28日(木)に控えるアリゾナ・カーディナルス戦を欠席する可能性が高いが、隔離されている間はオンラインでチームの準備を支えることができる。
バリーDCの陽性判定のニュースは、試合平均被ヤードが全体7位、被得点は試合平均20.9点で7位タイのディフェンス陣を擁するパッカーズにとって、今後に待ち受ける課題の難易度を高めることになりそうだ。
シーズン第1週に行われたニューオーリンズ・セインツ戦では大敗を喫したものの、バリーDCはパッカーズで就任1年目であるにもかかわらず、ディフェンス陣の大部分をまとめあげている。パッカーズは主力選手の数人が負傷する状況にも耐えて直近の2試合では相手の合計得点をわずか24点に抑えていた。
もちろん、相手の強さも関係しているだろう。パッカーズがこれまで挙げた6勝のうち、1試合あたりの総ヤード数がリーグの上位半分に入るオフェンスを持つチームとの対戦は1回(シンシナティ・ベンガルズ戦)だけだった。
カーディナルスのオフェンスは1試合あたりの総ヤード数では7位、得点では試合平均32.1点で4位に位置している。カーディナルスはクオーターバック(QB)カイラー・マレーとワイドレシーバー(WR)のディアンドレ・ホプキンス、A.J.グリーン、クリスチャン・カーク、ロンデール・ムーア、そして新加入のタイトエンド(TE)ザック・アーツ(日曜日にキャリア最長のタッチダウンを決めた)の存在により、空中戦で相手を圧倒することが期待されており、リーグのランキングを見ても、意外にもパスゲームでパッカーズの記録を上回っている。また、ランニングバック(RB)のチェイス・エドモンズとジェームズ・コナーが強力なコンビとなり、オフェンス陣を活性化させてきた。カーディナルスはオフェンスで試合平均136.6ヤードを獲得してリーグ全体で5位につけている。
この2チームの対戦はカーディナルスに有利になるかもしれない。パッカーズはランでは試合平均120.9ヤードで全体22位だ。
パッカーズは木曜夜までにコーディネーターの意見を聞いて、それに合わせて準備しなければならない。試合が始まれば、今季無敗のオフェンスを相手に残りのスタッフがバリーDCの穴を埋めることになるだろう。
【RA】