スティーラーズQBロスリスバーガーがスローイング開始
2016年10月26日(水) 16:07ピッツバーグ・スティーラーズが『Twitter(ツイッター)』の公式アカウントに「おや、見慣れた顔が練習に参加している」と投稿した。
We also saw another familiar face at practice today. pic.twitter.com/g71vYdt49L
— Pittsburgh Steelers (@steelers) 2016年10月25日
スティーラーズの言う見慣れた顔、とはクオーターバック(QB)ベン・ロスリスバーガーだ。
第6週のマイアミ・ドルフィンズ戦で負傷し、半月板の修復手術を行ったQBロスリスバーガーは現地23日(日)に行われたニューイングランド・ペイトリオッツ戦を欠場。この試合でスティーラーズは27対16で黒星を喫している。
ヘッドコーチ(HC)マイク・トムリンはロスリスバーガーの復帰時期に関しては未定ではあるが、長期間を要する負傷ではないと明言している。
現代医療は時折、すさまじい効果を発揮する。ロスリスバーガーは先週に手術を受け、日曜日の試合は欠場したものの、術後1週間経ったばかりのこのバイウイーク期間にスローイングを開始したのである。
当初はロスリスバーガーが写真用に1度だけスローイングしたものかと思われた。NFL.comが得たひとつの手がかりは、彼のチームメイトが全員ヘルメットを被っているのに対し、ロスリスバーガーがニット帽を着用していることだった。だが、答えは自らの口から発せられる。火曜日の地元ラジオ番組『93.7 The Fan(93.7ザ・ファン)』の中で本人がタイトエンド(TE)にパスを出したと語ったのだ。
ロスリスバーガーはバイウイークを終えた来週には練習参加を希望しており、ボルティモア・レイブンズ戦に向けて調整するとも語った。
ロスリスバーガーの膝は術後の影響でまだ腫れが引いておらず、違和感もまだ残っているかもしれないと想像する人は少なくないだろう。しかし、ロスリスバーガーにしてみれば今回のこのケガもすでに経験済みのこと。どんな時でも、鉄人はプレーしなければならないのだ。この状況は何年も続いている。鉄鋼の町のQBとして、ケガをも凌駕する根性は彼の代名詞でもあり、皆が知っている彼の持ち味だ。11月6日に開催されるAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区ライバルであるレイブンズとの第9週、彼の姿をフィールドで見られるかどうか、注目だ。