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HCペダーソンがRBマシューズのファンブル癖を懸念

2016年10月26日(水) 16:02


イーグルスRBライアン・マシューズ【AP Photo/Chris Szagola】

フィラデルフィア・イーグルスのランニングバック(RB)ライアン・マシューズがまずい状況にいる。

マシューズに突然ファンブル問題が襲ったようだ。過去の3試合中2試合でその問題は起き、いずれも試合終盤のファンブルであった。

イーグルスのヘッドコーチ(HC)ダグ・ペダーソン現地24日(月)、記者に対して「明らかに懸念事項だ。試合の残り時間4分など、緊張感ある場面ではなおさらファンブルしてもらいたくない。われわれはマシューズが試合終盤に疲労が蓄積しているかどうか、または、彼の立ち位置などを確認せねばならない。そして終盤にウェンデル(スモールウッド)か、もしくはダレン(スプロールズ)を代わりに起用するかどうかも検討する必要がある。より詳しい分析が必要ということであり、決してライアンを見限るという話ではない。相手にボールを渡してチームの首を絞めるようなプレーをしてはならないことをマシューズが本当に理解しているかどうかを改めて確認する」と語った。

ペダーソンが口にしたマシューズのプレーとは試合終盤にイーグルスがリードし、時間を消費すべき場面での2度のファンブルだ。ミネソタ・バイキングス戦で1番最近のファンブルは起きたが、これはバイキングスの戦略に乱れが生じていたこともあり、何事もなく済んだ。しかしながら、デトロイト・ライオンズ戦でマシューズが犯した2回中最初のファンブルは相手側にフィールドゴールを献上。これによる得点がこの試合の勝者を決定付け、イーグルスは敗戦を喫した。

バイキングス戦ではコーナーバック(CB)ゼイビア・ローズがマシューズの抱えていたボールにぎりぎりのところで触れてファンブルを引き起こした。このローズによるプレーは決して完璧なボール奪取の形ではなかった。それにもかかわらずマシューズが簡単にボールをこぼしてしまうのは一体どういうことなのか。疑問が沸き上がるのも無理はない。

10年前、元RBティキ・バーバーもマシューズと同様の問題に悩んだが、彼はボール保持の位置を胸より高くすることで修正。ランスタイルの変化やファンブル数の減少において、その変化は誰の目にも明らかだった。

似たような変化がマシューズにも要求される。あるいは、試合終盤のマシューズのポジションにまた違った顔ぶれを見ることになるかもしれない。