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パンサーズ戦のQBジョーンズはナンバー1のRBとWRでもあったとジャイアンツDBライアン

2021年10月26日(火) 12:09


ニューヨーク・ジャイアンツのダニエル・ジョーンズ【AP Photo/Bill Kostroun】

ニューヨーク・ジャイアンツはサンデーゲームの第3クオーター終盤で、悪循環にはまったカロライナ・パンサーズ相手に辛うじて5対3でリードをキープする傍ら、一気に引き離すようなビッグプレーを求めていた。その日ずっとそうであったように、ビッグブルーはクオーターバック(QB)のダニエル・ジョーンズにそれを託した。

ジョーンズはワイドレシーバー(WR)のダンテ・ペティスから投げられたボールを、クリーブランド・ブラウズのWRオデル・ベッカムさながらに片手でつかみ、16ヤードをゲインした。このキャッチを機に流れに乗ったジャイアンツは、ジョーンズからペティスにつないだ、より伝統的なタッチダウンでこのドライブを終え、勢いそのままに25対3でパンサーズに圧勝している。

この見事なキャッチはジョーンズが勝利に大きく貢献したことを物語っている。ランプレーを必要としたとき、ジャイアンツはジョーンズの番号をコールした。ファーストダウンを決めるためのパスが必要なときも、彼の番号をコールした。そして、しびれを切らし始めた観客を盛り上げるためのキャッチが必要になったとき、ジョーンズはそれを実現した。

ディフェンシブバック(DB)のローガン・ライアンは勝利後に「ダニエルは真のコンペティターだ」と話した。「彼は体を張ってどんなことでも実行するという姿勢を示してくれた。今日の彼はQB1、RB1、WR1のすべてだったよ。ファーストダウンを獲得するのに必要なことは何でもやり遂げようとしていた。それでオフェンスが勢いに乗って試合を優位に進め、理想的な形で試合を締めくくることができた。チーム一丸となった良い勝利だった」

この日のジャイアンツはランニングバック(RB)のセイクワン・バークリー、WRのケニー・ゴラデイとカダリウス・トニー、スターリング・シェパードといったオフェンスの主力選手を全員ケガによって欠いていた。

これに伴いジャイアンツはジョーンズにいつも以上の役割を求め、彼はそれに応えている。

ジャイアンツはジョーンズの運動能力を活かすことで、パンサーズの猛烈なディフェンスフロントに対して一貫してスマートにポケットを動かしていた。ポケットをうまく抜け出すことでジョーンズはフィールドを分断し、必要に応じて自らの足を使って走ることもできた。

ヘッドコーチ(HC)のジョー・ジャッジは次のように述べている。

「攻撃コーディネーター(OC)のジェイソン・ギャレットと彼のスタッフは、週の初めにとても良い仕事をしてくれたと思っている。このゲームをどのようにプレーしたいか、相手のチームは何が得意なのか、どうやって自分たちの強みを発揮し、逆に相手の強みを発揮させないようにするかをしっかりと練ってくれた。これまでの多くのゲームでは出せなかったことをいくつか試してみたんだ。これはゲームプラン全体を通してわれわれが重視した点だ。ダニエルの運動能力の高さが明らかにそこに現れている。試合を通してクオーターバックのランが活きていた。アウトサイドにもインサイドにも走って、ポケットを抜けてからはパスとランの両方の選択肢が与えられた場面もあったが、彼は良い仕事をしてくれた。今日は動きの中でも正確なパスを出していた」

ジョーンズは33本中23本のパスを成功させて203ヤードを積み上げ、タッチダウンを1回記録しながらターンオーバーはゼロ。8回のランで28ヤードを稼ぎ、キャッチ1回で16ヤードをマークした。立ち上がりは遅かったが、ジャイアンツは最後の4つのポゼッションでそれぞれ得点し、試合をモノにした。

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