マーク・イングラムがバイユーに戻ってくる。

ヒューストン・テキサンズがベテランランニングバック（RB）のイングラムをニューオーリンズ・セインツにトレードすると『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロとイアン・ラポポートが伝えた。この動きにより、イングラムはキャリアで最初に所属したチームに戻ることになる。テキサンズがその見返りに受け取るのはドラフトの下位ラウンドの指名権だと見られるとペリセロは述べている。

イングラムは2011年ドラフトの1巡目全体28位でセインツによって指名されていた。ボルティモア・レイブンズ、テキサンズを経て、そのチームに戻ってくる。

今季はテキサンズでキャリアローとなるキャリー平均3.2ヤード（キャリー92回、294ヤード）に沈んでいたイングラム。キャリアで最も実りあるシーズンを送っていたセインツに帰還することで、イングラムはRBアルビン・カマーラと再タッグを組むことになる。カマーラは『Twitter（ツイッター）』でイングラムと合流することへの興奮を表現していた。一方で、テキサンズの少なくとも一人の選手――RBブランディン・クックス――は、この動きを歓迎していないようだ。

イングラムは今季に4勝2敗を記録してNFC（ナショナル・フットボール・カンファレンス）南地区2位につけるプレーオフコンテンダーのセインツに向かう。対して、1勝6敗のテキサンズはAFC（アメリカン・フットボール・カンファレンス）南地区最下位となっている。

イングラムはセインツで8シーズンにわたってプレーしており、キャリアで3回のプロボウル選出のうち2回はセインツで果たしたものだ。2019年にはフリーエージェント（FA）としてレイブンズと3年1,500万ドル（約17億1,000万円）の契約を締結。2年後にレイブンズによってウェイバーにかけられ、この3月にテキサンズと契約していた。

イングラムがセインツの歴代ラッシングリーダーになるまで、あと90ヤード。現在6,007ヤードを記録するイングラムの前にいるのは、6,096ヤードという数字を打ち立てたデュース・マカリスターだけだ。

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