ニュース

3勝4敗のブロンコスは「パニックの一歩手前」とQBブリッジウォーター

2021年10月28日(木) 13:41


デンバー・ブロンコスのテディ・ブリッジウォーター【AP Photo/David Richard】

今シーズンを3勝0敗でスタートしたデンバー・ブロンコスはその後に4連敗を喫し、NFLがシーズン中盤に差しかかる中でプレーオフ進出から遠ざかっている。

過去4回の対戦でオフェンスは1試合あたり16得点、ディフェンスは1試合あたり25.3失点と苦戦しているが、クオーターバック(QB)のテディ・ブリッジウォーターはロッカールームにパニックはないと、現地27日(水)に次のように話した。

「まだ団結しているロッカールームなのは間違いないし、パニックにはなっていない。俺は昨日チームに“危機感を持たなければならない”とは言った。パニックになるにはまだ早いけど、その一歩手前まできている。事態は悪い方向に急変しかねない。でも、危機感を持って、正しいマインドセットで臨めば大丈夫だと思っている。まずは練習からだ。正しいマインドセットを持って練習し、競争力のある環境にすれば、この状況を好転させることができる」

ブロンコスが最初に挙げた3勝は、2勝5敗のニューヨーク・ジャイアンツ、1勝5敗のジャクソンビル・ジャガーズ、1勝5敗のニューヨーク・ジェッツと、いずれも現在負け越しているチームが相手だった。一方で、4連敗を喫した相手は.500以上の勝率を記録しいている5勝2敗のボルティモア・レイブンズ、3勝3敗のピッツバーグ・スティーラーズ、5勝2敗のラスベガス・レイダース、4勝3敗のクリーブランド・ブラウンズとなっている。

ブリッジウォーターは最初の3試合すべてで100以上のパサーレーティングをマークしたが、ここ4週間はそのレベルに達していない。シーズン第1週から第3週にかけてはターンオーバーがゼロだったのに対して、4週目以降は6回も記録している。

ブロンコスは日曜日にワシントン・フットボール・チームと対戦する。ワシントンはディフェンスで苦戦しており、NFL内最多となる1試合あたり30失点を記録。今シーズンの7試合でそれぞれ20点以上の得点を相手に許した2つのチームのうちの1つ(もう1つはヒューストン・テキサンズ)となっている。

ブロンコスが日曜日に勝つことができれば、ブリッジウォーターは最近のつまずきを克服してシーズンをうまく乗り切るチャンスを手にすることができる。

「俺たちはまだ3勝4敗だ。これまでにプレシーズンで3試合、レギュラーシーズンで7試合の合計10試合を戦ってきたことになるから、ちょうど中間地点にいる。だから俺たちの状況はそんなに悪くない。もっと良い状況にしたいとは思っているけど、それは俺たち次第。だから目の前のことを自分たちでコントロールするしかないんだ。過去に起こったことを後戻りして修正することはできない。チャンスはいくらでもあるという正しいマインドセットを持っていれば、過去のことは問題にならないだろう」とブリッジウォーターは述べている。

【R】