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【2016年第7週】QBウィンストンが3TDの大奮闘、バッカニアーズが49ersを下す

2016年10月24日(月) 13:55

3タッチダウンパスを成功させる活躍を見せたタンパベイ・バッカニアーズQBジェイミス・ウィンストン【AP Photo/Marcio Jose Sanchez】

現地23日(日)、タンパベイ・バッカニアーズは敵地リーバイス・スタジアムに乗り込んでサンフランシスコ・49ersとの一戦に臨み、クオーターバック(QB)ジェイミス・ウィンストンが3回のタッチダウンパスをつなぐ大活躍を見せたほか、ランニングバック(RB)ジャクイズ・ロジャースが154ヤードを走る好パフォーマンスでチームを勝利に導き、34対17で49ersを下している。バッカニアーズが3勝3敗とイーブンにした一方、序盤に14点のリードを築いた49ersは中盤以降に失速し、これで今季の戦績は1勝6敗となった。6試合負け続けの状況は49ersにとって2008年以来、最長の連敗だ。

出だしはテンポ良くパスをつないだ49ers。ランニングバック(RB)マイク・デービスが4ヤードのタッチダウンランを決めて先制すると、第1クオーター終了間際にはQBコリン・キャパニックがエンドゾーン付近にいたRBショーン・ドラウーンに17ヤードのタッチダウンパスをつないで追加点を挙げた。

このまま49ersが波に乗るかと思われたが、第2クオーターに入るとバッカニアーズが反撃開始。QBウィンストンからパスを受け取ったWRマイク・エバンスがタッチダウンを決めた後、フィールドゴールによる追加点を経て今度はWRラッセル・シェパードがウィンストンのタッチダウンパスをキャッチ。バッカニアーズが逆転し、17対14で前半を折り返す。

後半に入ってもバッカニアーズの勢いが止まらず、キッカー(K)ロベルト・アグアヨがこの日2度目のフィールドゴールを記録し、ウィンストンとエバンスのホットラインによるタッチダウンで27連続得点をマークした。

第4クオーターでようやくフィールドゴールによる追加点を得た49ersだったが、試合時間残り4分51秒でバッカニアーズのRBペイトン・バーバーにダメ押しの44ヤードのタッチダウンランを決められ、手も足も出ないまま、試合終了を迎えた。

バッカニアーズQBウィンストンはパス30回中21回成功、269ヤード、3タッチダウン、1インターセプトで第7週を締めくくっている。WRエバンスはレシーブ8回、96や0度、2タッチダウンをマーク。

第6週に復帰したQBキャパニックは今週も苦戦を強いられ、パスは34回中16回の成功にとどまり、143ヤード、ターンオーバー2回を記録した。先週のバッファロー・ビルズ戦からブレイン・ギャバートと先発QBを交代したキャパニックだが、かつてのようなパフォーマンスをまだ発揮できていない。

49ersの問題はQBのポジション以上に深いものがあるかもいれない。バッカニアーズが記録したラン249ヤードを含め、49ersはこの2週間で合計562ヤードを走られており、1981年にニューイングランド・ペイトリオッツが記録した最多喪失ヤードのペースに匹敵している。