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【2016年第7週】QBスミスがチーフスを牽引、ミス目立つセインツを下す

2016年10月24日(月) 13:09

2タッチダウンパスを決めて勝利を引き寄せたカンザスシティ・チーフスQBアレックス・スミス【AP Photo/Colin E. Braley】

現地23日(日)、第7週となるカンザスシティ・チーフス対ニューオーリンズ・セインツ戦がチーフスのホーム、アローヘッド・スタジアムで開催された。チーフスのクオーターバック(QB)アレックス・スミスが2タッチダウンパスを決めた一方、ミスが目立ったセインツは27対21で敗戦。この試合でチーフスはホーム9連勝目を飾った。

チーフスが7対0とセインツにリードを許して始まった第1クオーター。スクリーンパスからのランニングバック(RB)スペンサー・ウェアによる46ヤードのタッチダウンランが試合展開を大きく変えた。この後、第1クオーター残り1分を切ったところでディフェンシブバック(DB)ダニエル・ソレンセンがセインツ攻撃陣のもたついた瞬間を見逃さず、インターセプトリターンタッチダウンのビッグプレーを決める。

第2クオーターは良い流れをそのまま持ち込んだチーフスがワイドレシーバー(WR)タイリーク・ヒルが38ヤードのアクロバティックなキャッチを披露して20対7とチーフスを引き離す。

第3クオーターではRBマーク・イングラムがタッチダウンを決めてセインツが意地を見せるも、2009年ハイズマン賞獲得者であるイングラムは第4クオーターの残り8分26秒、チーフス陣地残り10ヤードでまさかのファンブルを記録。これが後にチーフスに追加点となる24点目を献上させる要因となった。

試合時間残り2分33秒、QBブリーズがWRブランドン・コールマンへのタッチダウンパスを決めて24対20と僅差にまでこぎつけるも、続くオンサイドキックでのプレーがアウトオブバウンズ。その後もチーフスのキッカー(K)カイロ・サントスに41ヤードのフィールドゴールを決められ、残された28秒でセインツに逆転可能な術はなかった。

QBブリーズは367ヤード、3タッチダウンパスを記録したものの、歯車がうまく噛み合うことのなかったセインツ攻撃陣。第6週のカロライナ・パンサーズ戦では1試合で465ヤードと圧倒的な成績をマークしたスターQBブリーズにとっては満足のいかない試合となった。