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【2016年第7週】QBスミスが負傷も代打フィッツパトリックの活躍でジェッツ勝利

2016年10月24日(月) 12:53

ボルティモア・レイブンズ戦に先発出場したニューヨーク・ジェッツQBライアン・フィッツパトリック【AP Photo/Frank Franklin II】

ニューヨーク・ジェッツはホームのメットライフ・スタジアムにボルティモア・レイブンズを迎えた現地23日(日)の一戦で、負傷した先発クオーターバック(QB)ジーノ・スミスに代わって途中出場したQBライアン・フィッツパトリックがランニングバック(RB)マット・フォルテに13ヤードのタッチダウンパスを通すなどの活躍を見せたほか、ディフェンス陣の復調も相まって、一時はリードを許したレイブンズに24対16で逆転勝利した。

第1クオーター、ジェッツはパントフォーメーションでパンター(P)ラク・エドワーズが痛恨のファンブルを喫し、リカバーしたレイブンズのワイドレシーバー(WR)クリス・ムーアがそのままタッチダウン。この先制点に加えてフィールドゴールで10対0としたレイブンズだったが、次のジェッツの攻撃でQBスミスがWRクインシー・エヌンワに69ヤードのタッチダウンパスを通し、ジェッツが反撃を開始する。

突き放したいレイブンズは第2クオーターにキッカー(K)ジャスティン・タッカーがこの日2度目のフィールドゴールを記録して追加点。追うジェッツは必死に敵陣に切り込むも、QBスミスがレイブンズのラインバッカー(LB)マット・ジュードンからサックされた上、右膝を負傷。代役として入ったフィッツパトリックはスムーズにリズムをつかんでパスをつなぐと、最後にRBフォルテがタッチダウンを決めて逆転を果たすも、前半終了間際にレイブンズのKタッカーが44ヤードのフィールドゴールを仕留めて16対14とリードを奪い返した。

第3クオーターではレイブンズのQBジョー・フラッコが放ったパスをジェッツのディフェンシブバック(DB)バスター・スクラインがインターセプトし、51ヤードを走ってレイブンズ陣地残り3ヤードまで到達。これまで176戦0インターセプトとチーム記録を樹立していたフラッコにとっては珍しいミスだ。ただ、ジェッツも足並みがそろわず、タッチダウンをあきらめてキッカー(K)ニック・フォークによる22ヤードフィールドゴールで17対16と逆転を果たした。直後のレイブンズの攻撃でフラッコがまたもインターセプトを献上する。WRブレシャド・ペリマンに向けて投げたパスはジェッツのフリーセーフティ(FS)マーカス・ギルクリストの手に渡ってしまった。今回のターンオーバーはRBフォルテがタッチダウンで締めくくり、エキストラポイントもきっちり得点してジェッツが8点のリードを確保。

第4クオーターは両チームとも無得点に終わり、第2クオーターにスミスに代わってジェッツを率いることになったフィッツパトリックはパス14回中9回、120ヤード、1タッチダウンを記録。ジェッツの5連敗を阻止した。スミスは負傷退場するまでにパス8回中4回を成功させて95ヤード、1タッチダウンを記録している。

肩の痛みでクエッショナブル登録だったものの、先発したレイブンズのQBフラッコはパス44回中25回を成功させて248ヤード、2インターセプトだった。