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【2016年第7週】ラスト16秒の逆転劇、レッドスキンズの連勝を止めたライオンズ

2016年10月24日(月) 11:23

デトロイト・ライオンズQBマシュー・スタッフォード【AP Photo/Duane Burleson】

現地23日(日)、本拠地フォード・フィールドにワシントン・レッドスキンズを迎えて第7週の試合に臨んだデトロイト・ライオンズはクオーターバック(QB)マシュー・スタッフォードが試合時間残り16秒でワイドレシーバー(WR)アンクワン・ボルディンに18ヤードのタッチダウンパスを通し、20対17の劇的な逆転勝利を収めている。これで今季4勝3敗としたライオンズが3連勝を飾る一方、レッドスキンズ(4勝3敗)は開幕から2連敗した後の連勝が4でストップした。

立ち上がりは両チームともリズムをつかめず、レッドスキンズの最初のシリーズはQBカーク・カズンズがライオンズのアウトサイドラインバッカー(OLB)アーモンティ・ブライアントにサックされるなど、調子が出ない。試合が動いたのは第2クオーターに入ってから。ライオンズのキッカー(K)マット・プレイターが43ヤードのフィールドゴールを決めて先制。以降は両チームともなかなか得点に結び付けられないプレーが続いたが、前半残り4秒でレッドスキンズのKダスティン・ホプキンスが38ヤードフィールドゴールを獲得し、試合は振り出しになって後半に突入する。

第3クオーターでライオンズはQBスタッフォードがWRマービン・ジョーンズにパスを繋いで敵陣に攻め込んでいく。52ヤードパスが通った際、ジョーンズをカバーしようと追いかけたレッドスキンズのディフェンシブバック(DB)ジョシュ・ノーマンが負傷してしまい、フィールドを去っている。最後はフルバック(FB)ザック・ゼンナーが1ヤードを走り込んでタッチダウン、ライオンズがリードを奪った。続くレッドスキンズの攻撃ではQBカズンズがファンブルを喫し、これをライオンズのディフェンシブエンド(DE)ケリー・ハイダーがリカバー。結局、レッドスキンズはここでも得点を挙げられていない。

このファンブルのミスを取り戻そうとするカズンズは第4クオーターに入ってショートパスをつなぎながらライオンズ陣地に進入、最後はランニングバック(RB)ロブ・ケリーが1ヤードのタッチダウンランを決めて3点差に詰め寄った。終盤、敵陣残り19ヤードに攻め入ったカズンズはRBクリス・トンプソンにボールをハンドオフすると見せかけて自らゴールラインを割りに行き、タッチダウンを挙げて逆転に成功する。しかし、ディフェンス陣が相手QBのスタッフォードを抑えられず、終了間際にWRアンクワン・ボルディンへの18ヤードパスが通り、土壇場でライオンズにタッチダウンを奪われて試合終了を迎えた。

キャリア通算100勝目に達したライオンズQBスタッフォードはパス29回中18回を成功させて266ヤード、1タッチダウン、ターンオーバーはゼロだ。

レッドスキンズQBカズンズは39回中30回のパスを成功、301ヤード、1タッチダウンの活躍を見せたが、ファンブルを喫している。

なお、この試合中に両チームとのトップCBをケガで失った。レッドスキンズはノーマンが第3クオーターにノックアウトされ、左肩を激しくぶつけてしまい、脳しんとうを発症。ライオンズは第2クオーターにダリアス・スレイがハムストリングを痛めて退場している。