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【2016年第7週】チャージャースが敵地で延長戦を制す

2016年10月24日(月) 11:03


サンディエゴ・チャージャースRBメルビン・ゴードン【AP Photo/John Bazemore】

現地23日(日)、サンディエゴ・チャージャースが敵地でアトランタ・ファルコンズと対決。試合は延長戦までもつれ込む接戦となるも、17点差をひっくり返したチャージャースが33対30でファルコンズを下して今季3勝目を挙げている。

チャージャースは試合開始直後からクオーターバック(QB)フィリップ・リバースがワイドレシーバー(WR)タイレル・ウイリアムスへの49ヤードパスを通し、簡単に敵陣まで前進すると、最後は今季好調のランニングバック(RB)メルビン・ゴードンが自らエンドゾーンに押し込んで先制。しかし、ファルコンズもその後、立て続けにフィールドゴールを決めて反撃に出る。

第2クオーターはQBマット・ライアンからWRフリオ・ジョーンズにつながるファルコンズのホットラインがさく裂。ライアンからジョーンズへの50ヤードパスで敵陣14ヤードまで攻め込むと、続けてライアンがタイトエンド(TE)ジェイコブ・タミーに17ヤードパスを通してタッチダウン、逆転に成功した。その後も、RBテビン・コールマンの30ヤードランで得点し、リードを広げたファルコンズはディフェンス陣も勢いに乗ってリバースからファンブルを誘い、ボールをエンドゾーンでリカバーして追加点を挙げている。チャージャースは前半終了前にゴードンによる3ヤードのタッチダウンランで点差を縮めた。前半は27対17でファルコンズがリード。

第3クオーターには新人ディフェンシブエンド(DE)ジョーイ・ボサがライアンをサックするなど、チャージャース守備陣が奮闘し、ファルコンズをこのクオーター無得点に抑えた。キッカー(K)ジョシュ・ランボーのフィールドゴールが成功するなど、チャージャースは着実に点差を狭めていく。

ゴードンがこの試合3度目のタッチダウンを決めた第4クオーターはチャージャースが一気にリードを縮めている。勢いがついたチャージャースは試合時間3分41秒を残してインサイドラインバッカー(ILB)デンゼル・ペリーマンがライアンのパスをインターセプトし、攻撃陣に逆転のチャンスを与える。タッチダウンを決めれば逆転という状況で、敵陣15ヤードまで前進したリバース率いるチャージャース攻撃陣だったが、惜しくもタッチダウンならず。フィールドゴールを成功させて試合は延長戦へ突入した。

ボールを最初に手に入れたのはファルコンズだ。ライアンからジョーンズへの10ヤードパスなどで攻撃を組み立てたファルコンズだったが、フォースダウンギャンブルに失敗し、ボールを自陣43ヤードで譲り渡してしまう。絶好のチャンスに焦ることなく対応したチャージャース攻撃陣は、ゴードンの粘り強いランなどでフィールドゴールの射程圏内までボールを進め、最後はランボーがキックを成功させて試合終了。

チャージャースQBリバースはパス44回中27回成功、371ヤード、1タッチダウン、1インターセプトで締めくくった。2年目RBゴードンはキャリー22回、68ヤード、2タッチダウンに加え、レシーブ6回、53ヤード、1タッチダウンと計3タッチダウンの大活躍。エリートRBのデボンタ・フリーマンとテビン・コールマンのコンビを抑えた守備陣も試合全体を通して素晴らしいパフォーマンスを見せている。

対するファルコンズQBライアンはパス34回22回成功、273ヤード、1タッチダウン、1インターセプトをマーク。WRジョーンズはレシーブ9回、174ヤードと大活躍しただけに、悔しい黒星となった。