ローレント・デュバニー・ターディフは2020年シーズンに新型コロナウイルス感染症（COVID-19）のパンデミックにおいて最前線で活躍した後、フットボールの世界に戻った。

今、そのデュバニー・ターディフが新天地へと向かう。『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロはカンザスシティ・チーフスがガード（G）デュバニー・ターディフをニューヨーク・ジェッツにトレードし、タイトエンド（TE）ダニエル・ブラウンを獲得したと報じている。

医学博士号を持つデュバニー・ターディフは昨年、フットボールから離れ、モントリオール郊外の長期介護施設に勤務した。復帰後、当初は先発の座を狙っていたものの、8月に手を骨折してしまい、1カ月の欠場を余儀なくされている。復帰後はライトガードとして新人トレイ・スミスのバックアップにまわり、2021年シーズンはどの試合もインアクティブだったが、現地1日（月）に行われたマンデーナイトフットボールで46人のアクティブロースターに登録された。これがカンザスシティでの最後の試合になった。

デュバニー・ターディフが加入するジェッツはベテラン先発陣と1人のルーキー（Gアライジャ・ヴェラタッカー）で構成されたオフェンスラインを擁する。57試合の出場経験を持つデュバニー・ターディフはジェッツのブロッカー陣にさらなる経験をもたらすことになるだろう。

一方、チーフスはオフェンスでのプレー時間がほとんどないタイトエンドを獲得した。今季、ブラウンは1試合で5回のスナップを超える出場機会はなく、ほとんどの時間をスペシャルチームで過ごしている。ブラウンはトラビス・ケルシーを中心としたタイトエンド陣に加わる。

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