パッカーズQBロジャースがCOVID-19陽性でシーズン第9週のチーフス戦を欠場
2021年11月04日(木) 02:15NFLで最も熱いチームが、日曜日に最も重要な選手を欠くことになる。
アーロン・ロジャースが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性となり、グリーンベイ・パッカーズとカンザスシティ・チーフスの対決に出られなくなったと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが伝えた。ロジャースに代わって2020年の1巡目指名、ジョーダン・ラブが先発する。
8月に“免疫は獲得している”と記者団をけむに巻いたものの、ロジャースは新型コロナウイルスのワクチンを接種していないとNFLネットワークのイアン・ラポポートとマイク・ガラフォロはいう。ロジャースはリーグのCOVID-19プロトコルに従い、最低10日間はチームを離れなければならない。つまり、第9週のチーフス戦からは除外されるということだ。最短で彼がチームに再び合流できるのは11月13日(土)――第10週のシアトル・シーホークス戦の前日となる。
今シーズンのロジャースは、チーム施設内にいる間はワクチンを接種していない選手のためのNFLプロトコルに従っていたとラポポートは付け加えた。
また、パッカーズの練習生QBカート・ベンカートも今週初めの検査で陽性となり、参加できない。
ロジャースの夏の返答についてはいろいろと話したいところだが、ひとまずパッカーズはラブを司令塔として第9週を考えなければならない。2年目のQBのこれまでのプレーはほとんどがプレシーズン中のもので、WRデビン・ファンチェス、RBカイリン・ヒルと組んでプレシーズンの第1週と第3週で効率的にボールを動かし、限られたスナップの中でも印象を残した。また、レギュラーシーズン第1週――グリーンベイが今季唯一敗れた試合――でもプレーし、7回中5回のパスを成功させ、68ヤードを獲得した。
ロジャースからラブへの交代でパッカーズ攻撃陣の生産性への期待はやや下がるだろうが、グリーンベイ勝利への期待は変わらないだろう。今シーズンのカンザスシティは攻撃がパターン化しており、現在2勝6敗のニューヨーク・ジャイアンツを倒すために第8週のマンデーナイトで終盤のフィールドゴールを必要とした。それよりずっと強いパッカーズチームは、たとえロジャースがいなくともチーフスにより大きなチャレンジをもたらすはずだ。
ラブは週の残りを使ってキャリア初のレギュラーシーズン先発に備えることになる。一方、ロジャースは自宅で静養だ。
【M】