クオーターバック（QB）アーロン・ロジャーズが検査で陽性だったことを受け、NFLはグリーンベイ・パッカーズの組織におけるCOVID-19（新型コロナウイルス感染症）プロトコルの実施について調査を行っている。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のトム・ペリセロが取得した覚書によれば、NFLは現地3日（水）に「クラブ施設内でのCOVIDプロトコル実施の最も大きな責任は各クラブにある」と述べている。

この覚書には「プロトコルの適切な実施に不備があった場合、過去には個々のクラブに対する懲罰が科されてきた。リーグはグリーンベイの現状を把握しており、本件をパッカーズと共に調査する」と続けられていた。

ロジャースはワクチンを接種しておらず、日曜日に相手の本拠地で実施されるカンザスシティ・チーフス戦には出場できない。ロジャースはコーナーバック（CB）アイザック・イェーダムと共に水曜日の午後にリザーブ／COVID-19リストに置かれている。ワクチンを接種したか8月に問われた際、“免疫は獲得した”と報道陣に話していたロジャース。開幕前に自らの抗体値に基いてプロトコルからの除外を求めていたものの、それは拒絶された。そのため、ロジャースはシーズンを通じてワクチン未接種の選手に対するリーグのプロトコルの対象になり、日々の検査やマスク着用などが義務づけられていた。

ロジャースについては今季これまでを通じて、パッカーズの施設の屋内で行われた記者会見でマスクをしていない様子が見られている。

プロトコルによってロジャースは少なくとも10日間にわたってチームから隔離されていなければならない。つまり、チーフス戦を逃すのみならず、シーズン第10週のシアトル・シーホークスとの試合に向けた練習にも参加できないということだ。

日曜日にはロジャースの代役としてバックアップQBのジョーダン・ラブがキャリア発先発を果たす予定だ。

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