ベテランWRジャクソンがウェイバーを通過してFAに
2021年11月05日(金) 09:35リーグのトランザクションワイヤによると、ワイドレシーバー(WR)デショーン・ジャクソンはロサンゼルス・ラムズから正式にウェーブされた翌日、ウェイバーを通過してフリーエージェント(FA)になったとのこと。
トレード相手を見つけられなかったため、ラムズは現地2日(火)に迎えたトレード期限の後にジャクソンをウェーブした。ただし、この動きは火曜日の米国東部時間16時以降に決まったため、正式な移動としては水曜日になってからとなった。ジャクソンを受け入れるチームには完全保証された年俸275万ドル(約3億1,000万円)と試合ごとのボーナス175万ドル(約2億円)の残額をジャクソンに支払う必要があるということを考慮すると、彼が求められなかったのは何ら驚くことではないと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロは指摘している。
今や元“ラム”であり、それぞれ元“イーグル”、“バッカニアー”、“ワシントン”であるジャクソンは、ビッグプレーを生み出すハイスピードを新たなチームにもたらそうとしている。
シーズン第3週に記録した75ヤードのタッチダウンに代表されるように、ジャクソンは今季、34歳になってもなお試合を破壊するような力を持っていることを証明している。
ジャクソンはラムズで7試合に出場し、15回のターゲットでキャッチ8回、221ヤードを記録した。思うように出場機会が得られなかったためにトレードを要求し、ラムズはトレード相手を調達しようとしたが、適当な選手を見つけられなかった。
現在、シーズン中盤に差し掛かったチームに少しでも活力を与えることを願ってジャクソンは市場に出てきている。
キャリア通算で620回のキャッチ、10,877ヤード、57回のタッチダウンを記録してきたジャクソンは、キャッチ1回当たりの平均ヤード数でリーグトップに4度も輝いており、現在は17.5ヤードだ。また、パントリターナーとしても活躍したことがあるが、それはフィラデルフィア・イーグルスに移籍したばかりの頃の話だ。スペシャルチームで活躍できれば、ジャクソンの魅力がより引き立つだろう。
とはいえ、これからの数日間でどのチームがジャクソンに声をかけてくるか、そして必然的に、どのチームが最もスピードを必要としているかが明らかになるはずだ。
【RA】