クオーターバック（QB）タイロッド・テイラーがヒューストン・テキサンズの先発ラインアップに戻ってくる。テキサンズは現地7日（日）にマイアミ・ドルフィンズと対戦する予定だ。

ヘッドコーチ（HC）デビッド・カリーは、過去6試合の欠場につながったハムストリングの負傷については状況が悪化することはなかったと話している。

「彼はわれわれの先発クオーターバックだった。そして、彼は負傷した」と言うカリーHCは「今は健康な状態に戻っているし、彼が先発する。彼がわれわれのリーダーであるという事実は、今年これからも続く。それがわれわれの役に立つか？　そうであることを願っている。どうなるかは見てみよう」と続けた。

テイラーはシーズン第2週のクリーブランド・ブラウンズ戦でハムストリングを負傷し、戦線離脱を強いられていた。テイラーは先週に練習に復帰している。

ルーキーのデイビス・ミルズが先発した過去6試合でテキサンズ攻撃陣は振るわず、すべて敗北を喫している。これら6試合のうち、4試合の得点は10ポイントを下回っており、シーズン第8週の試合では第4クオーターでバックアップメンバーを相手に3回のチャンスをものにするまで、38対0という大差をつけられていた。

テキサンズは3巡目指名を受けたルーキーをベンチに下げ、テイラーと共に成長を続けて行く。今後の展開によっては、ミルズが今季の後の段階になってラインアップに戻ってくる可能性もあるだろう。

「彼にとってはかけがえのない経験になった」とカリーHCは話している。

「彼はそこから成長した。もっと良くなるだろう。彼が経験したことは、彼の未来の役に立つはずだ」

テイラーがプレーしたシーズン開幕からの6クオーターで、テキサンズはうまくボールを運んでいた。テイラーはパス成功率70.5％、タッチダウン3回、インターセプト0回、パサーレーティング122.9をマークしたほか、キャリー5回で55ヤードとタッチダウン1回も決めている。

32歳のベテランが司令塔に戻ってくることで、1勝7敗のテキサンズには勝利のための最良のチャンスが訪れるだろう。

「われわれは勝利の最高のチャンスを与えてくれる、最高の選手たちを起用するつもりだし、タイロッド・テイラーはわれわれに勝利のための最高のチャンスを与えてくれる。彼がわれわれの先発クオーターバックだったのにはしかるべき理由がある」とカリーHCは語った。

日曜日に対戦するマイアミ・ドルフィンズも1勝7敗であり、お互い7連敗中のチームが相まみえることになる。テキサンズにとっては2勝14敗に終わった2013年に14連敗を喫したのに続く連敗記録だ。対するドルフィンズにとっては、ブライアン・フローレスHCの初年度だった2019年に最初の7戦を落として以来の苦境となっている。テキサンズとは異なり、ドルフィンズはそこから2戦と、ラスト9戦中の5戦で勝利している。

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