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NFL月間最優秀選手にコルツRBテイラー、ラムズWRカップなど

2021年11月05日(金) 13:23


インディアナポリス・コルツのジョナサン・テイラー【AP Photo/Michael Conroy】

2021年シーズンが開幕してから2カ月が経とうとしているが、10月は顕著な功績を残した個人の活躍が目立っていた。

その中でも、攻撃力に優れたダイナミックな選手たちが評価されている。

現地4日(木)朝、ロサンゼルス・ラムズのワイドレシーバー(WR)クーパー・カップとインディアナポリス・コルツのランニングバック(RB)ジョナサン・テイラーが月間最優秀選手賞に選ばれたことが発表された。

テイラーはその走り(とキャッチ)でAFC攻撃部門の月間最優秀選手に選ばれている。過去5試合で478ラッシングヤードを記録し、キャリー1回あたりの平均は6.1ヤードだった。また、13回のキャッチで195ヤードを獲得し、673スクリメージヤードとタッチダウン7回(うち6回はラッシング)をマークしている。

一方のカップはラムズのエネルギッシュなオフェンスの原動力となった。10月は38回のレシーブでトータル557ヤード、試合平均は111.4ヤードを記録。この間に4連勝中のラムズで5回のタッチダウンを挙げている。

テネシー・タイタンズはその得点能力の高い攻撃陣が評価されることの多いチームだが、守備陣もセーフティ(S)ケビン・バイアードによって活気づいている。そのバイアードがAFC守備部門の月間最優秀選手賞を獲得した。バイアードは10月にタックル27回、パスディフェンス7回、インターセプト3回、フォースドファンブル1回、タッチダウンをもたらしたファンブルリカバリー1回という記録でボックススコアを埋め尽くし、テネシーの成功を支えている。

AFCスペシャルチーム部門の月間最優秀選手賞はバッファロー・ビルズのキッカー(K)タイラー・バスが受賞した。バスは50ヤード以上の距離からのキック2本を含む10本のフィールドゴールをすべて成功させ、ポイントアフタータッチダウンでも13本中13本成功と完璧な成績を収めている。

その功績を正当に認められていなかった首位グリーンベイ・パッカーズのラインバッカー(LB)デボンドレ・キャンベルがNFC守備部門の月間最優秀選手賞を手に入れた。キャンベルは10月にタックル45回、ファンブルロスト3回、フォースドファンブル2回、パスディフェンス2回、インターセプト1回、サック1回を記録し、チームは5勝0敗と完勝している。

NFCスペシャルチーム部門の月間最優秀選手にはニューオーリンズ・セインツのパンター(P)ブレイク・ギリキンが選ばれた。ギリキンは17回のパントのうち10回は敵陣20ヤード以内に決めている。また、パント1回につき平均49.6ヤード、最長63ヤードを記録した。

新人賞では、ピッツバーグ・スティーラーズのRBナージー・ハリスが攻撃部門の月間最優秀新人賞に、カンザスシティ・チーフスのLBニック・ボルトンが守備部門の月間最優秀新人賞に輝いた。

ボルトンは10月にタックル43回、タックル・フォー・ロス7回をマーク。

一方、ハリスはランで356ヤード、レシーブで124ヤードを獲得し、試合平均120スクリメージヤードを記録するなど、スティーラーズのオフェンスの中心的存在であり続け、月間で合計4回(うち3回はラッシング)のタッチダウンを決めた。

【RA】