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指負傷のジェッツQBホワイト、「シーズン終了みたいなケガじゃない」

2021年11月05日(金) 14:39


ニューヨーク・ジェッツのマイク・ホワイト【Aaron Doster via AP】

ニューヨークにおける1分――ほんのわずかな間――だけ、クオーターバック(QB)マイク・ホワイトは見出しを飾る注目選手であり、勝利をつかんだスターだった。

ファンやマスコミを沸かせたヒーローであるホワイトはニューヨーク・ジェッツに勝利をもたらしたが、それが長く続くことはなかった。スポットライトの下でのホワイトの大活躍は、唐突に終わっている。

ホワイトは現地4日(木)に実施されたインディアナポリス・コルツ戦の途中で、前腕の負傷によって戦線を離脱。後に、投球側の中指周辺にしびれが出ていると話している。

ジェッツのヘッドコーチ(HC)であるロバート・サラーは試合後、ホワイトがフットボールを握れなかったと明かした。第4クオーターの半ば頃にはホワイトの握力が戻りつつあると話したサラーHCだが、試合に投入するにはもう遅すぎた。

「彼が週末を通して健康になって来週に備えることについては、われわれは良い感触を得ている」とサラーHCはコメントしている。

サラーHCからは来週の復帰を予測される一方、4年目のQBであるホワイトは木曜日の試合に戻ろうとベストを尽くしていた。

「動かなくなったような感覚なんだ」というホワイトは、投球側の真ん中の指2本がしびれていると説明。

「試合の間ずっと、すべてのことを試していた。ゲームを通して少しずつ良くなっていて、今はだいぶ良い感じだ」とホワイトは話している。

「シーズン終了みたいなケガじゃない。良くなるし、自分のナンバーがコールされればプレーできるぜ」

新人QBザック・ウィルソンの代役だったホワイトのさらに代役を務めたジャーニーマンのジョシュ・ジョンソンについて、サラーHCは「ジョシュは途中から入って見事な仕事をしたと思う。想定された通りにオフェンスを動かした。オープンなレシーバーにパスを投じ、チェーンを動かしている」とコメントした。

途中から出場したジョンソンはこの試合の中でタッチダウン3回をマーク。ホワイトは3試合に満たない中でタッチダウン5回、ウィルソンは6試合でタッチダウン4回を記録している。ウィルソンの負傷を受けてトレードで獲得したジョー・フラッコはこの試合前にインアクティブとなっており、サラーHCはフラッコがチームに合流したのは金曜日からで、まだ1週間も練習していないと述べた。

今後について、サラーHCはシーズン第6週に膝を負傷して2週間から4週間の離脱が予想されていたウィルソンが練習に戻ってくると予測している。

「彼はわれわれが思う通りに進展している。だからこそ、それが希望だ。前に言ったのと変わらず、最低でも来週には練習する。それから週末の間に彼がどう進展するかを見て、彼をフィールドに出すのが選択肢になるのかを判断する」

ウィルソンに出撃準備が整っていれば、第10週の先発を務めるということだろうか?

「どうなるか見てみよう。一日ごとにね」とサラーHCは話した。

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