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オフェンシブラインマンとして今季初のタッチダウンパスを決めたコルツGピンター

2021年11月07日(日) 02:45

インディアナポリス・コルツのダニー・ピンター【Ryan Kang via AP】

開幕から8週間以上経ったが、ここへきてついに今季初の巨漢プレーヤーによるタッチダウンキャッチが実現した。

『NFL Research(NFLリサーチ)』によれば、現地4日(木)夜に45対30で勝利したニューヨーク・ジェッツ戦でインディアナポリス・コルツのガード(G)ダニー・ピンターがクオーターバック(QB)カーソン・ウェンツからの2ヤードのパスをキャッチし、オフェンシブラインマン(OL)としては今季初のタッチダウンになったという。

ピンターはチームの公式サイトに「ボールをキャッチするなんて思ってもみなかったよ、本当に。あそこでは俺が最後の選択肢の1つだった。でも今週、カーソンからは、俺についてくる人が誰もいなくて、彼の名前を叫んだら投げるかもって言われていたんだ。案の定、誰も一緒に来ていなかった。だから、うん、つまり、ラッキーなことに、かなり簡単にキャッチできた・・・」と語っている。

2020年ドラフト5巡目で指名されたピンターはボール州立大学でのキャリアをタイトエンド(TE)としてスタートさせていた。“赤シャツ”シーズンを経て、次の2シーズンではキャッチ9回で56ヤード、タッチダウン1回を記録したものの、2017年にシーズン終了のケガをしている。その後、オフェンシブタックル(OT)に転向したことでNFLの目に留まり、コルツは昨年のドラフト全体149位でピンターを指名した。

木曜夜に決めたタッチダウンキャッチについてピンターは「あれはかなりクールだった。言葉にするのは難しい。ちょっとの間、頭が真っ白になったけど、とにかくクールだった。ここには最高のチームメイトがいる。みんな気合いが入っていた。あれは絶対にクールな瞬間だったよ」とコメント。

このプレーは大勝利に彩りを添えるものであり、コルツは61回のスナップで平均8.7ヤード、合計532ヤードを獲得するなど、ジェッツのディフェンスを一晩中苦しめ続けた。

コルツのセンター(C)ライアン・ケリーはピンターのタッチダウンキャッチについて「ああ、アメージングだったよ」と話し、「ビッグマンのタッチダウンは当然、大盛り上がりになるし、こういうのは滅多にない。ダニーっていう人を知った(とき)――ほら、彼はチームのために何でもやってくれるし、常に準備を怠らない――かなりクールだ」と続けた。

「300ポンド(約136kg)の人が決めたら、タッチダウンがもっと面白くなるのは当たり前だ」

【RA】