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WRベッカムとブラウンズが放出に合意、現地月曜日にウェイバーへ

2021年11月07日(日) 10:12

オデル・ベッカム【AP Photo/Kirk Irwin】

ワイドレシーバー(WR)オデル・ベッカムが来週、クリーブランド・ブラウンズから正式にウェイバーにかけられる。その後、すぐにキャリアで初めてフリーエージェント(FA)になるかもしれない。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地6日(土)に報じたところによると、ベッカムとブラウンズの両者はリリースを決定づける和解案に署名し、ベッカムは月曜日にウェイバーへ送られるという。今回の契約変更により、ベッカムが望んでいたリリースが可能になると同時に、ベッカムの引き取り手がなかった場合、ブラウンズはキャッシュとキャップスペースの節約ができるようになる。

プロボウルに3度選出された経歴を持つベッカムを引き取るための費用は2021年シーズンの残りの期間で725万ドル(約8億2,000万円)であり、いずれもブラウンズが抱える責任はないとラポポートは付け加えた。ベッカムがウェイバーを通過すれば、ブラウンズが425万ドル(約4億8,000万円)を負担する条件の合意が成立する。一方のベッカムはFAとなる。

この合意により、ベッカムは契約終了時に支払金を求めることができず、契約期間の最後の2年間は無効となる。『NFLネットワーク』のトム・ペリセロが指摘したように、ベッカムがこれほど多額の保証金を放棄したことは、彼がいかにクリーブランドから出たいと思っていたかを物語っていると言えよう。

彼には近日中に次のチームを選ぶチャンスがあるかもしれない。

ブラウンズとベッカムは両者間の緊張関係を示す複数の出来事を受けて金曜日に別れを決意。この週はピッツバーグ・スティーラーズに敗れてヘッドコーチ(HC)ケビン・ステファンスキーがベッカムをもっとオフェンスに参加させればよかったと嘆いたことから始まっている。ブラウンズは火曜日に迎えた期限までに高額のワイドレシーバーのトレードを試みたが、失敗に終わった。その日の朝、ベッカムの父は自身の『Instagram(インスタグラム)』で息子がオープンになっていたのにクオーターバック(QB)ベイカー・メイフィールドから見逃された複数の場面を強調する動画をシェアしている。ベッカムは次の2日間で練習を免除され、オハイオ州出身のNBAスター、レブロン・ジェームズは「#FreeOBJ(OBJをフリーに)」というハッシュタグを付けてベッカムを支持するツイートをした。

金曜日に29歳になったベッカムは、もうすぐその願いをかなえるかもしれない。

【RA】