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WRベッカム放出後に大勝利、自分たちは勝つために「集められた」とブラウンズQBメイフィールド

2021年11月08日(月) 16:21

クリーブランド・ブラウンズのベイカー・メイフィールド【AP Photo/Aaron Doster】

クリーブランド・ブラウンズがクオーターバック(QB)ベイカー・メイフィールドをドラフト全体1位で指名してから3年以上が経った。今週、ワイドレシーバー(WR)オデル・ベッカムを放出したことで、再びそういった選択をしたように感じられる。つまり、ベッカムとの決別はクリーブランドのロッカールームにここ数年で新たな衝撃を与えたかもしれない。

しかし、メイフィールドは現地7日(日)、フィールド上でも試合後の記者会見でも、これ以上ないほど冷静だった。

4勝4敗で岐路に立たされていたブラウンズはシンシナティ・ベンガルズに41対16で勝利。論争のさなかにいるメイフィールドは今季最高のパフォーマンスを見せた。また、騒々しい1週間を経て離脱したベッカムについても、次のように印象的な発言をしている。

「彼の幸運を祈っている。本当に。俺の気持ちは変わっていない。彼の幸せを願っている。個人的には、いい友達だ。まだ話していないけど、それでも状況は変わらない。うまくいくことを願っている。彼のキャリアが最高なものになりますように」

シンシナティでメイフィールドはベッカムがいない方が魅力を発揮できると再び証明した。21回中14回のパスを成功させ、218ヤードと2つのタッチダウンを記録し、インターセプトはなく、パサーレーティング(132.6)と1回あたりの獲得ヤード(15.5)は今季の最高記録だった。

圧倒的な総合力を発揮したブラウンズはシーズン開幕前に多くの人が予想していたように、ようやくタイトル争いに加わることができたように見える。これほど完成度の高いゲームは2020年シーズン以来だった。

「これはチームの勝利だ。俺はこのグループをとても、とても誇りに思う」とメイフィールド。

もはや、ベッカムのすさまじい才能など必要とされていない。興味深いことに、ブラウンズは彼が出場していないときに、より勝利率が高くなる――2019年以降、ベッカムが出場した試合では14勝15敗、不在だと9勝5敗だった。場外の混乱を鎮めた後は、最終的にフィールド上での成功がチームとそのQBにとって最も重要なことになる。

メイフィールドは「どんな形であれ、勝利を手に入れられる」と話し、「勝つためにここにいるし、何度も、何度もそう言ってきた。だから、文化を変えるために、文化を変える手助けをするために、そして勝利に貢献し続けるために、ここに連れてこられた。みんな、ここに集められた。集中して自分たちの仕事に取り組み、週ごとに、そうする必要がある」と続けた。

【RA】