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QBダーノルドは肩の負傷で日ごとの経過観察、パンサーズはQBの検討か

2021年11月09日(火) 10:07


カロライナ・パンサーズのサム・ダーノルド【AP Photo/Mark Humphrey】

カロライナ・パンサーズのクオーターバック(QB)サム・ダーノルドが見せている最近の苦戦ぶりは、2週連続でチームのトレーニングスタッフの注目を集めている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートによれば、ダーノルドはパンサーズがニューイングランド・ペイトリオッツに敗れたシーズン第9週の前に負傷した肩についてMRI検査を受けたものの、日ごとの経過観察がされるという。ダーノルドは24対6で負けた試合で3つのインターセプトを投げたが、そのうち2つはパスする位置が悪かったことが原因だった。

ヘッドコーチ(HC)マット・ルールはその日のうちに報道陣に対し、ダーノルドがMRI検査に向かったと伝えているが、そのケガがインターセプトの原因だとは考えていないとしている。

『ESPN』のデイビッド・ニュートンによると、ルールHCは「映像を見てみると、ターンオーバーの際に悪い判断が2回あったことが分かる」とコメントしたとのこと。

ダーノルドが受けた3回目のインターセプトはペイトリオッツのラインバッカー(LB)ジェイミー・コリンズの素晴らしいプレーによるもので、コリンズはダーノルドの前に飛び出して短い距離からのパスを防いだ。

ダーノルドは先月からずっと不調に陥っており、直近3試合で4回もインターセプトを喫している。アトランタ・ファルコンズを相手に勝利したシーズン第8週に脳震とうを起こしたが、脳震とうプロトコルをクリアした後、肩の負傷とそれに伴うクエッショナブル登録を乗り越えて日曜日に出場を果たした。ダーノルドは2021年シーズンに入ってから一度も欠場していない。

かつて有望視されていたクオーターバックのキャリアを好転させられると信じて、パンサーズはオフシーズンにダーノルドを獲得した。開幕から1カ月間は期待通りのパフォーマンスを発揮していたものの、その後は劇的に調子を落とし、パンサーズのオフェンスも苦戦している。

月曜日に、ダーノルドがまだパンサーズにふさわしいクオーターバックだと信じているかと尋ねられたとき、ルールHCは明言を避けて「今は、彼自身とその健康状態に集中している」と答えた。

パンサーズは2021年シーズン開始から序盤3試合で連勝を収めていた。しかし、その後は1勝しかできず、4勝5敗でシーズン第10週を迎えようとしている。ダーノルドは今季9試合に先発出場してパサーレーティングはわずか71.3、タッチダウン7回に対してインターセプト11回を記録した。

パンサーズにはダーノルドのバックアップとして元XFL選手であるP.J.ウォーカーがいる。ニューヨーク・ジャイアンツに大敗を喫したシーズン第7週でウォーカーは苦戦していたダーノルドに代わって起用された。また、シーズン第8週には脳震とうにより途中離脱したダーノルド代わって出場を果たしている。

【RA】