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元プロボウラーのRBゴア、元NBAスター選手のウィリアムスとボクシングのヘビー級で対戦

2021年11月10日(水) 15:24


ニューヨーク・ジェッツのフランク・ゴア(中央)【AP Photo/Peter Joneleit】

フランク・ゴアの準備は整ったようだ。

フリーエージェント(FA)となっているニューヨーク・ジェッツの元ランニングバック(RB)であるゴアは、リング上での戦いに向けて何カ月にもわたってトレーニングを重ねてきた末、ついに試合に出る機会をつかんだ。対戦相手は同じくプロボクサーとしてのデビューを果たす、別競技の元スター選手だ。

ランヤードでNFL歴代3位を誇るゴアは、引退したNBAのスター選手、デロン・ウィリアムスと現地12月18日(土)にヘビー級の試合を行う。この2人のボクシング初心者は、フロリダ州タンパのアマリー・アリーナで東部時間21時にキックオフする『Showtime(ショータイム)』のペイ・パー・ビューイベントに組み込まれた、ジェイク・ポール対トミー・フューリーの試合の前座を務める。

ゴア対ウィリアムスの試合は4ラウンドで行われ、215ポンド(約97.5kg)の重量制限が設けられる。

ゴアは「このカードで対戦できることに興奮しているし、俺がこれまで取り組んできたことを世界に示すのが待ち遠しい」と声明の中で述べている。「ボクシングは俺を高ぶらせるんだ。12月18日には派手な試合を期待していてくれ!」

正式にNFLを引退していないゴアは準備に数カ月を費やしてきた。38歳のゴアはフットボールとボクシングの両方に向けてトレーニングしていると9月に『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートに話していた。だが、後者の方が優先されたようだ。複数のチームが声をかけていたにもかかわらず、ゴアはボクシングの試合のためにフィールドへの復帰を断った。その初めての対戦相手はNBAのオールスターに3度選ばれたことがあり、2度のオリンピック金メダリストでもある。

37歳のウィリアムスは身長約190cmと、約175cmのゴアよりも高さで勝っており、また経験も豊富であるという点でも有利だと思われる。

ウィリアムスは「コンバットスポーツは幼い頃から俺の生活の一部だったんだ」と話す。「バスケットボール選手になる前はレスリングの選手だった。光栄なことに2015年からMMA(総合格闘技)のジムのオーナーになることができて、俺自身もいろいろな格闘技のトレーニングをして鍛えてきた。この一年間、俺はそのトレーニングをプロとしてのデビューに活かす機会を待っていたんだ。12月18日、史上最も屈強なNFL選手の一人であるフランクとの対戦で俺はそれを実現することができる」

ウィリアムスがNBAで最後にプレーしたのは2017年。一方のゴアはNFLでの16シーズン目となった昨年をニューヨーク・ジェッツで過ごしている。

【R】