ベテランTEダレン・フェルズが練習生としてバッカニアーズと契約へ
2021年11月10日(水) 23:36タンパベイ・バッカニアーズがタイトエンド(TE)に保険をかけようとしている。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは現地10日(水)の朝、タンパベイ・バッカニアーズがベテランTEのダレン・フェルズと練習生契約を結ぼうとしていると伝えた。代理人のロン・スレイビンによると、日曜日のワシントン・フットボール戦で彼を53人のロースターに昇格させることを期待してのことだという。
フェルズは今週、希望通りにデトロイト・ライオンズからリリースされ、ウェイバーをクリアしていた。35歳のTEは今シーズン7試合に出場――先発は5試合――したが、5回のターゲット中4回のキャッチで43ヤード(うち2回はファーストダウンが懸かっていた)に終わり、最長は24ヤードとなっていた。
元バスケットボール選手のフェルズは2013年に練習生としてチームを渡り歩き、2014年にブルース・エリアンスの下、アリゾナ・カーディナルスでキャリアデビューした。そこでエリアンスと3シーズンを過ごした後にデトロイト、クリーブランド・ブラウンズ、ヒューストン・テキサンズ(2年間)に所属し、再びデトロイトに戻っていた。
契約によってバッカニアーズは53人のロースターを使わずとも、練習生から彼を昇格させてポジションのデプスを補充することが可能となる。
この動きはまた、最近起こした背中のけいれんによって、ロブ・グロンコウスキーがまたしばらくの間使えなくなる可能性を示唆しているとも考えられる。エリアンスは9日(火)、バッカニアーズが“まだ少しグロンクについて心配しなければならない”と発言していた。
グロンク不在の間はO.J.ハワードとキャメロン・ブレイトがTEのトップ2を務めることになる。だが、そこにフェルズが加われば、デプスと共にランとパッシングゲームの両方で安心感を得ることが可能だ。フェルズは2019年と2020年にヒューストンで合わせて11回のタッチダウンレシーブを記録している。
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