パッカーズLTバクティアリがPUPリストを離脱、第10週にプレーの可能性も
2021年11月11日(木) 15:52グリーンベイ・パッカーズ攻撃陣に助けの手が届こうとしている。それは、クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースの新型コロナウイルス感染症(COVID-19)からの復帰にとどまらない。
パッカーズのレフトタックル(LT)デービッド・バクティアリがリザーブ/PUP(故障者)リストから外れた。パッカーズのジェネラルマネジャー(GM)ブライアン・グーテクンストが現地10日(水)に明かしている。バクティアリは早ければ日曜日にパッカーズのホームで行われるシアトル・シーホークス戦でプレーする可能性があるという。昨年12月にACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂したバクティアリは、今季の試合にまだ出場していない。
優秀なパスプロテクターの一人であるバクティアリが復帰すれば、NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区を悠々とリードするパッカーズのオフェンシブライン(OL)にとってさらなる後押しになるだろう。本来はラインの内側が自然な位置であるエルグトン・ジェンキンスがインサイドに動くことが可能になり、パッカーズのラインはインサイドとアウトサイドの双方で強化されることになる。
ジェンキンスはレフトタックルの仕事を任され、プレシーズンからロジャースのブラインドサイドを守ってきた。バクティアリが不在の中でもパッカーズはパスプロテクションで優秀な成績を残し、ドロップバックに許したプレッシャーは22.6%で、これはNFLの中で最も低い部類に入る。
バクティアリの復帰は、4年1億0,550万ドルの延長契約を結んでからほぼ1年で実現しそうだ。3,000万ドルのサインボーナス――オフェンシブラインマンの最高額――が含まれているこの契約によって、2度のオールプロは2024年末までパッカーズにとどまることになる。
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