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カウボーイズDEグレゴリーが練習中にふくらはぎを負傷してIR入り

2021年11月12日(金) 09:59

ダラス・カウボーイズのランディ・グレゴリー【AP Photo/Roger Steinman】

負傷者が続出しているダラス・カウボーイズのパスラッシュ部隊が、またしても大きな打撃を受けた。

カウボーイズのディフェンシブエンド(DE)ランディ・グレゴリーが現地10日(水)の練習中にふくらはぎを負傷して故障者リザーブ(IR)に入ったと、チームが木曜午後に発表している。

すでにカウボーイズは優秀なエッジラッシャーであるデマーカス・ローレンスを欠いた状態で試合に臨んできた。ローレンスはわずか1試合(タンパベイ・バッカニアーズに敗れたシーズン第1週)に出場した後、足を痛めてIRに入っている。また、足の手術を受けてからはリハビリを続けている。

それでも、グレゴリーの活躍によってカウボーイズのディフェンス陣は効果的なパスラッシュを実践してきた。グレゴリーは2021年シーズンにサック5回と、たった177回のパスラッシュスナップで29回のクオーターバック(QB)プレッシャーを記録しており、『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によれば、QBプレッシャー率は16.4%とのこと。ローレンスの代わりに出場したDEタレル・バシャムは167回のパスラッシュスナップに参加してQBプレッシャー13回とサック1回を記録した。

カウボーイズは新人ラインバッカー(LB)マイカ・パーソンズをエッジラッシングの役割に回すことでグレゴリーが生み出してきた成果の一部を補えるかもしれないが、それが傑出したディフェンダーの最も有効な活用方法なのかどうかについては当然、疑問が残る。パーソンズはサイドラインからサイドラインまで、どんなダウンでもプレーできるディフェンダーであることを証明してきたが、パスラッシャーとしても非常に効果的で、サック数はグレゴリーの記録に匹敵し、参加したパスラッシュスナップはわずか118回にもかかわらず、22回のQBプレッシャーをマークしてきた。

QBダック・プレスコットを擁するカウボーイズはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区のリーダーとして前進することを期待しつつ、主要選手のケガを内部で解決しようとしている。

【RA】