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タゴヴァイロアが「うちのQB」と繰り返すドルフィンズHCフローレス

2021年11月13日(土) 11:28


マイアミ・ドルフィンズのトゥア・タゴヴァイロア【AP Photo/Wilfredo Lee】

マイアミ・ドルフィンズのクオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアは22対10で勝利したボルティモア・レイブンズ戦に先発出場していないが、QBジャコビー・ブリセットが膝を痛めて離脱してからは彼の代わりに出場して試合を締めくくっている。

タゴヴァイロアは投球側の手を骨折した状態で試合に臨んでおり、ドルフィンズはオフェンスを動かすために必要とされる投球のすべては網羅できないのではないかと懸念していた。後半に入ってから何度か投げ損ねたものの、タゴヴァイロアはパス13回中8回を通して158ヤードをマークしたほか、1ヤードのQBスニークを成功させて勝利を決定づけた。

タゴヴァイロアはドルフィンズのクオーターバックのままであるとして、ヘッドコーチ(HC)ブライアン・フローレスは現地12日(金)に次のように述べている。

「昨日はジャコビーが負傷し、トゥアも同様だがね。トゥアは違和感がある中でよく頑張っていたと思う。彼も試合中に指を痛めてしまったとはいえ、これは避けたかった。トゥアの今の状況は、何度も言ってきたが、われわれのクオーターバックであることを示している」

「昨晩も言ったように、われわれは選手たちを彼ら自身から守ろうとしているし、昨晩のように指をぶつけるような状況を避けようとしている。だから、われわれは2人とも日ごとに観察していかないといけない。どうなるかを見守っていく。でも、これは・・・ある選手にプレーしてもらいたくないというような、議論を呼ぶような状況にしようとしているわけではない。私は選手一人一人、そしてチームにとって利益になることを考えようとしている。そういったことのすべてが、私たちの決断に影響を与える。昨晩もそうだった」

6対3でドルフィンズがリードしている状態で、タゴヴァイロアはブリセットと交代している。クエッショナブルとされていたブリセットは、しばらくして復帰できる状態になったものの、フローレスHCはタゴヴァイロアの起用にこだわった。

フローレスHCはシーズン第11週のスターターがタゴヴァイロアになるとは明言していない。

今季1勝7敗でスタートしたドルフィンズは2連勝を果たした。シーズン第14週にバイウイークを迎える前にはニューヨーク・ジェッツとカロライナ・パンサーズ、ニューヨーク・ジャイアンツとの対戦が待ち受けており、ドルフィンズは混迷しているAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)の中でプレーオフ争いに加われるように連勝を目指している。

【RA】