ファルコンズ戦に勝利してゲームボールを受け取ったカウボーイズDCクイン
2021年11月15日(月) 11:57ダラス・カウボーイズの守備コーディネーター(DC)を務めるダン・クインにとって、アトランタ・ファルコンズ戦はほぼ完璧な結果だっただろう。チームはファルコンズをエンドゾーンに近づけず、43対3と大差をつけて快勝している。
カウボーイズのヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシーがファルコンズの元HCであるクインにゲームボールを手渡すという場面はあったものの、クインにとって今回の試合は必ずしもリベンジゲームという意味合いが強かったわけではない。むしろ、前回の試合に敗北したチームが再び白星を挙げることの方が必要とされていた。
試合後、クインDCは「私たちのスタイルとアイデンティティーを表現したかったのだ」と語り、こう続けている。
「それがないときは、そのことがはっきり分かる。ミネソタ(バイキングス)戦を終えてから、また自分たちが好むスタイルになってきた。他が持っていないものを持てば、それが際立つ。それこそ私たちがお互いに挑戦したことだ。自分たちのスタイルや振る舞い、プレーの仕方をしっかりと捉えよう。選手たちはとても良い仕事をしてくれたと思う。今夜は終始、称賛に値するフットボールを見せてくれた」
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— Dallas Cowboys (@dallascowboys) November 14, 2021
カウボーイズはファルコンズの総攻撃を214ヤードに抑えて勝利した。ファルコンズのクオーターバック(QB)マット・ライアンがパスを成功させたのはわずか9回で、2回のインターセプトを喫して第4クオーター序盤で退場となっている。バックアップQBのジョシュ・ローゼンはクインDCが指揮するカウボーイズ守備陣に苦しめられた。カウボーイズ守備陣はファルコンズのファーストダウン更新をわずか11回(サードダウンコンバージョンは11回中1回、フォースダウンコンバージョンは2回中0回)に抑え、3つのターンオーバーを奪っている。
現在、守備陣に負傷者が続出しているカウボーイズはサックの名手であるディフェンシブエンド(DE)ランディ・グレゴリーを欠いた状態で初めて試合に臨んだが、今季最高のディフェンス力を発揮した。この日、クインDCのディフェンスを支えたのは4年目のDEドーランス・アームストロングだった。アームストロングはサック(QBヒット3回)とパントブロックでバトルフィールドに大混乱をもたらし、前半でタッチダウンを導いている。
「層の厚いロースターがあれば、良いニュースになる」とクインDCは言う。「ここにいるみんなが良い仕事をしてくれた。私たちは選手を信頼していて、出番が来れば、みんながそれに応えてくれる。今日のDA(ドーランス・アームストロング)はその良い例で、ディフェンスだけではなくスペシャルチームでも活躍してくれた。トリステン(ヒル)を含めて30人、そして今シーズンは32人がプレーしている。かなり多いと言えるね。今のようなときにこそ、その成果が発揮されるし、経験を積んできたからこそできることでもある。誤解をしないでほしいのは、ランディとタンク(デマーカス・ローレンス)にはものすごく戻ってきてほしい。でも、常に前進し続けているのを理解しておくのが大事だ」
【RA】