シーズン第10週のデトロイト・ライオンズ戦の前夜に自分が先発クオーターバック（QB）であることを知ったピッツバーグ・スティーラーズのメイソン・ルドルフは、第11週のロサンゼルス・チャージャーズ戦でも先発するつもりで準備をしているという――ベン・ロスリスバーガーが戻ってくる可能性があるとしても。

「バックアップクオーターバックっていうはそういうもんなんだ」とルドルフは現地18日（木）、『ESPN』のブルック・プライアーに述べた。「潮の満ち引きがある。（クオーターバックコーチのマイク・サリバンは）それを“ミッドストリーム・アジャスト”と呼ぶ。アジャストして、常に準備しておかなきゃならないんだ。去年とか今までの俺のキャリアでシンシーに対してそういう経験をしてきたから、俺は瞬時に準備ができるようになった」

「先週土曜日の夜、ホテルに行く前にそのことを知って、嵐のような状況を通り抜け、人はそこから強くなる」

先週後半に新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の検査で陽性となった“ビッグ・ベン”は1試合の欠場のみで復帰する可能性がある。彼はバーチャルでクラブと準備をしているが、サンデーナイトに出場するためにはまだ越えなければならないハードルがいくつかある。

その間、ルドルフは先発のための準備を進める。低迷中のデトロイトのチームを相手に、タッチダウンになるはずだったレイ・レイ・マクラウドへのパスを含め、スティーラーズに勝利をもたらしたかもしれないスローを何度もミスしてしまったルドルフは、力を証明するチャンスを与えてほしいと願っている。

「どんな機会も、俺がスターターになれるってことをチームメイトやコーチたちに証明する機会だと考えている」とルドルフはいう。「日曜日や今日の練習以上にプレッシャーを高めるつもりはない。俺は時に、極端なほど自分の一番厳しい批判者になる。でも、ワクワクしているんだ。もしそうなったら、俺が選ばれたら、やってやるぜ」

誰が先発かは関係なく、チームは全ての可能性に備えているとルドルフは述べた。

「（攻撃コーディネーターの）カナダがうまいこと俺に聞いてくれるんだ」とルドルフ。「毎週、俺たちはゲームプランに自分の一番好きなプレーを入れる。それは今年ずっと変わっていない。だから、彼らは俺たちの好みを知っているんだ。ベンよりジョシュア・ドブスが好むコンセプトもあれば、俺よりベンが好むコンセプトもある。そういう調整が彼らはすごくうまい。今週の俺みたいにね。プランは気に入っている」

スティーラーズがサンデーナイトフットボールでもう一度ルドルフを頼り、そのプランを使うか見てみよう。

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