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コルツRBテイラー、ビルズ戦でタッチダウン5回を決めてフランチャイズ記録を更新

2021年11月22日(月) 11:33


インディアナポリス・コルツのジョナサン・テイラー【AP Photo/Adrian Kraus】

インディアナポリス・コルツのランニングバック(RB)ジョナサン・テイラーは歴史的な1日の中でお気に入りの場面を選びきれないほど多くのタッチダウンを決めた。

バッファロー・ビルズを41対15で制した試合で、テイラーは5つのタッチダウン(ラン4回、レシーブ1回)をマークしている。

試合後、テイラーは「全部、気に入っている。エンドゾーンに入ればいつだっていい日になる」とコメント。

1試合で5回のタッチダウンを獲得したのはコルツの選手としては初めてだ。テイラーはキャリアハイの185ヤードのランに加えてキャッチ3回で19ヤードを記録し、圧倒的なパフォーマンスを見せた。『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、スーパーボウル時代に1試合で200以上のスクリメージヤードと5回以上のスクリメージタッチダウンを記録したのはジャマール・チャールズ、クリントン・ポーティス、ショーン・アレクサンダー、ジェリー・ライスらに続く5人目となるという。

テイラーの記録は素晴らしいが、相手が誰であったかによって、その功績はより特別なものになると言えよう。

前回の試合でビルズ守備陣は1試合あたりの被ヤード数と被得点数がNFLのどのチームよりも少なかった。また、ビルズは今季、相手チームのランニングバックに5回しかタッチダウンを許してこなかったが、この日、テイラーにその数を2倍に増やされている。

『CBS』による試合後のインタビューに応じたテイラーは「この1週間でオフェンシブラインと俺はものすごく準備をしてきた。この試合ではそれを実現することが重要であり、それが勝負の分かれ目だった」と話している。

コルツのオフェンシブラインはテイラーの活躍により、試合平均147.9ラッシングヤードを記録し、リーグ4位の成績を収めた。ヘッドコーチ(HC)フランク・ライクのオフェンスではタイトエンド(TE)2人のフォーメーションが多用されており、常にランで脅威となるように設定されている。オフェンスはそのブロッキングを発揮することを楽しんでいる。

TEモ・アリーコックスは「一回、ゴールライン付近のプレーでブロックしていたときに振り返ると、ヤツがマジでスーパーヒーローみたいに空を飛んでいたんだ」と明かした。

今季11試合に出場したテイラーは1,122ラッシングヤード(キャッチ1回あたり5.8ヤード)、タッチダウンラン13回を記録し、さらにキャッチ32回で322ヤード(タッチダウンキャッチ2回)をマークして大活躍している。シーズン第12週の時点でテイラーはラッシングとタッチダウンの両方の記録でリーグ首位に立っている。22歳のテイラーはその意味の重大さだけでなく、シーズンを通してその地位を維持するために何が必要なのかも理解しているようだ。

テイラーは「確かにそうだけど、それを証明するためのリーグだ。次の週になってどうしようもなくなるかもしれないから、常に集中力を保たないといけない」と語っている。

【RA】