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【2016年第1週】ウィンストンの活躍でバッカニアーズがファルコンズに勝利

2016年09月12日(月) 08:02

タンパベイ・バッカニアーズのQBジェイマイス・ウィンストン【Jeff Haynes/AP Images for Panini】

現地11日(日)、アトランタ・ファルコンズがジョージア・ドームにタンパベイ・バッカニアーズを迎えて2016年シーズン初戦に挑んだ。試合は31対24でバッカニアーズがファルコンズに勝利、バッカニアーズのクオーターバック(QB)ジェイマイス・ウィンストンが序盤のインターセプトをばん回する4度のタッチダウンパスを投げて2012年から続くチームのシーズン初戦白星記録の更新に貢献した。

2年目を迎えたウィンストンはパス33回中23回を成功させ、281ヤードを記録。NFC南地区のライバルを相手に自らが持つあらゆる武器を生かして見せた。ウィンストンのパスをつないで得点を挙げたのはワイドレシーバー(WR)のマイク・エバンス、ランニングバック(RB)チャールズ・シムズ、タイトエンド(TE)を務めるオースティン・セフェリアン・ジェンキンスとブランドン・マイヤーズだ。

第1クオーターではWRビンセント・ジャクソンに投げたウィンストンのパスがファルコンズのコーナーバック(CB)デズモンド・トゥルファントに阻まれて13ヤードリターンされ、10対3でファルコンズがリード。ウィンストンがインサイドに投げた一方でジャクソンはアウトサイドに展開しており、QBとレシーバー間に混乱があったようだ。

それでも、ウィンストンはこのミスをうまく立て直す。マイヤーズへの4ヤードタッチダウンパスでバッカニアーズの9プレーを使った75ヤードのドライブを締めくくった。

ファルコンズのキッカー(K)マット・ブライアントの2度目のフィールドゴールで13対10とするも、前半残り2分を切って再びウィンストンが活躍を見せる。

ウィンストンがサードダウン残り10ヤードでジャクソンに11ヤードパスを決めた後、ショートスローを受け取ったシムズが最後を締めくくっている。2人のディフェンス陣を交わしたシムズはさらに2回のタックルを回避して23ヤードのタッチダウンを決め、前半終了まで14秒を残してバッカニアーズの逆転を成し遂げた。

後半、バッカニアーズは最初の2回のポゼッションで得点を上げてリードを31対13に広げる。ウィンストンからセフェリアン・ジェンキンスに渡った30ヤードのタッチダウンに続き、エバンスに放った45ヤードのパスもディフェンダー2人を越えて完璧に決まった。

ファルコンズのQBマット・ライアンはWRフリオ・ジョーンズに25ヤードのタッチダウンパスをつなぐなど、ファルコンズにとっては3年連続でプレーオフ進出を逃し、失望に終わった2015年から立ち直っているようだ。ファルコンズは2ポイントコンバージョンでバッカニアーズとの差を縮め、31対21とした。

さらなるロングドライブでブライアントの3回目のフィールドゴールが決まり、1分52秒を残してタイムアウトなしで再度、攻撃権を得たファルコンズだが、ファーストダウンの獲得にとどまり、バッカニアーズに敗北した。