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【2016年第1週】ビルズの追い上げを振りきってレイブンズが初戦を制す

2016年09月12日(月) 08:55

パスを投げるボルチモア・レイブンズのジョー・フラッコ【AP Photo/Nick Wass】

M&Tバンク・スタジアムで現地11日(日)、ボルチモア・レイブンズがバッファロー・ビルズを迎えて今季初戦に挑み、クオーターバック(QB)ジョー・フラッコのタッチダウンパスを生かし、2回のフィールドゴールを決めるなど13対7で勝利した。

かつての守備コーディネーター(DC)レックス・ライアンがヘッドコーチ(HC)を務めるビルズとの一戦で、レイブンズはビルズを160ヤードに抑え、元チームメイトのQBタイロッド・テイラーを2度に渡ってサックしている。1999年から2008年までにライアンが教えた守備力が生きた格好だ。この守備を持ってして2012年のスーパーボウルも制している。

昨季11月にヒザのケガに見舞われて以降のシーズンを棒に振ったフラッコが復帰したレイブンズ。フラッコは34回中23回のパスを成功させ、258ヤードを記録。第2クオーターには新たに加わったワイドレシーバー(WR)マイク・ウォーラスへの66ヤードタッチダウンパスも決めている。

さらに、キッカー(K)のジャスティン・タッカーが50ヤードと37ヤードのフィールドゴールをきっちりと決めてレイブンズに2012年以来となる開幕初戦白星をもたらした。

ビルズのテイラーは速さを利用して厳しいパスラッシュを回避するも、ダウンフィールドへのパスが通らない。パスは22回中15回の成功、111ヤードにとどまり、5回のランで11ヤードだった。

コーナーバック(CB)ステフォン・ギルモアの背後に周り、スライドでパスを受け取ったウォーラスが一気に66ヤードのタッチダウンを成功させると、レイブンズが10対0とリードを広げる。

ビルズもテイラーの強みが光ってハーフタイムまでに10対7と追いつき、レイブンズのアウトサイドラインバッカー(OLB)アルバート・マクレランを懸命に振り切り、同じくOLBのテレル・サッグスも避けきったテイラーはタイトエンド(TE)のチャールズ・クレイに33ヤードパスを決めて、フォースダウンでのランニングバック(RB)レショーン・マッコイによる1ヤードタッチダウンをお膳立てした。

ビルズは第3クオーターでキッカー(K)のダン・カーペンターが49ヤードのフィールドゴールにトライするも、大きく右にそれて引き離すチャンスを逃した。