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足でプレーを決める準備を整えたブラウンズQBメイフィールド

2021年11月29日(月) 08:46


クリーブランド・ブラウンズのベイカー・メイフィールド【AP Photo/Ron Schwane】

クリーブランド・ブラウンズのクオーターバック(QB)ベイカー・メイフィールドは健康状態を完全に取り戻したわけではない。さまざまな負傷がそのことを示してきた。しかしながら、本人を毎日見ている人々からすれば、メイフィールドはついに自らの足でプレーを決め、自分らしさを見せ始めているようだ。

メイフィールドは肩から足、膝、鼠径(そけい)部にわたるまで、多くのケガと戦ってきた。しかし、膝は良くなり、肩の骨折は癒え、かかとの打撲の状況は改善している。

ある情報筋の話によれば、メイフィールドは1カ月前と同じくらいに感触が良くなっているという。また、別の人物によれば、メイフィールドにはもう制限はないともいう。サンデーナイトの対戦相手であるボルティモア・レイブンズと最後に戦ったとき、メイフィールドはラッシュ平均6ヤード以上をマークし、タッチダウンを1回決めた。これは価値のある貢献だ。

仮にメイフィールドがいつもの自分自身に戻ることができれば、ブラウンズにとっては大きな後押しになる。当然、2022年が契約最終年であるメイフィールドにとって未来は大きな話題であり、すべての試合が議論につながるような部分がある。

しかしながら、ある情報元が言うように、チームの本拠地であるクリーブランドのべリアでは、すべての試合がメイフィールドを維持すべきかの判断材料になるわけではない。その点については然るべき時に決着がつくだろうが、それまではメイフィールドが雑念を払い、プレーに集中することだけをファンたちは望んでいる。

確かに、先週のメイフィールドはそれほど良くなかった。勝利の後でさえ、その点が話題になった。ケガを抱えながら臨んだデトロイト・ライオンズとの試合で苦戦したメイフィールドは、ビッグプレーを決める一方、いくつかのスローで失敗している。試合後、メイフィールドは記者対応を拒絶していた。

メイフィールドはその件についてNFLから警告状を受けており、また試合後のメディア対応を放棄することがあれば罰金が科される可能性がある。警告状はメディア対応が先発クオーターバックの職務の一つだと指摘する一方、メイフィールドが良いときも悪いときも一貫してマスコミに応じてきた“顕著な例”だとも述べている。

メイフィールドは試合の翌日と同じ週の後半に報道陣の質問に応じた。

現地28日(日)の試合ではランニングバック(RB)カリーム・ハントが帰ってくる。そのことが助けになるだろう。5週間離れていたラインアップに再び名を連ねるにあたり、ハントはサードダウンで起用されることになりそうだ。また、ワイドレシーバー(WR)アンソニー・シュワルツを別として、シーズン第1週を終えてから初めてフルラインアップが復活する。それもメイフィールドの役に立つはずだ。

メイフィールドのタフネスに疑問が持たれたことは一度もない。ただ実行あるのみであり、コーチたちはメイフィールドが調子を取り戻せるように序盤はよりイージーな投球で試合を進めるだろう。

サンデーナイトに最高のメイフィールドを見ることが、ブラウンズの希望だ。

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