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ドルフィンズ戦惨敗もQBニュートンはパンサーズの先発だと語るルールHC

2021年11月29日(月) 10:36

カロライナ・パンサーズのキャム・ニュートン【AP Photo/Wilfredo Lee】

カロライナ・パンサーズのクオーターバック(QB)キャム・ニュートンはマイアミ・ドルフィンズに大敗を喫した試合で最後まで出場できなかったが、次戦でも先発を務めるだろう。

11月初旬にパンサーズに再合流して以来、今季3度目の出場となったニュートンは厳しい戦いを強いられた。P.J.ウォーカーと交代するまで21回中5回しかパスを成功させられず、チームは33対10でドルフィンズに敗れている。

その後、パンサーズのヘッドコーチ(HC)マット・ルールはクオーターバックの交代を決断した理由として、パスブロッキングが悪かったことと、ウォーカーが2ミニッツオフェンスをよりうまく使いこなせていたことを挙げた。

ルールHCは「今は何の変化も起こさない。結局、クオーターバックを守れなかったのだ」とコメントしている。

次に控えるアトランタ・ファルコンズ戦の前にバイウイークがあるため、ニュートンは2週間かけて入念に準備できるだろう。キャリア11年目を迎えたニュートンは今季前半を未契約のまま過ごしていたが、元々在籍していたチームに再合流してアリゾナ・カーディナルスに勝利した試合で出場を果たした。先週に開催されたワシントン・フットボール・チーム戦では7点差で敗れたものの、今季初先発を務めて活躍を見せている。

しかしながら、ニュートンは11カ月ぶりの敵地開催での先発出場で苦杯をなめることになった。92パスヤードという記録は2020年シーズン最後の6週間で3度も100ヤードを超えられなかったニューイングランド・ペイトリオッツ時代のプレーを彷彿(ほうふつ)とさせるものだった。パス成功率23.8%という記録は『NFL Research(NFLリサーチ)』によると、2004年以降、1試合で20回以上のアテンプトがあったQBの中で最も低い数値だったという。

パンサーズが20点差で迎えた第4クオーターの序盤にウォーカーは出場し、最終2回のシリーズをリードした。1回は新たにインターセプトを喫し、もう1回はターンオーバーを奪われ、最終的にウォーカーは合計4回のサックを受けている。

その後、ニュートンは自らのパフォーマンスの悪さはパニックが原因ではなかったと主張しつつ、バイウイークを利用して2ミニッツオフェンスの練習に励むと語った。

「これはNFLだ。何も約束されていない」と強調したニュートンは「キャム・ニュートンがロースターに登録されているからといって、必ず勝てるとは限らない。感動的なストーリーがあっても勝てるとは限らない。そんなことは百も承知だ」と続けている。

【RA】