肩の負傷で49ers戦を途中離脱したバイキングスRBクックはMRI検査へ
2021年11月29日(月) 11:33現地28日(日)、34対26で敗れたサンフランシスコ・49ers戦でミネソタ・バイキングスのランニングバック(RB)ダルヴィン・クックは肩の負傷により、エキサイティングな結末を迎えられなかった。現在、チームはクックが今後も欠場するのかどうかの判断を待っている。
第3クオーター後半で49ersのディフェンシブタックル(DT)ケビン・ギブンズから激しいヒットを受けた際に肩を負傷したクックは途中離脱を余儀なくされた。痛みのために数分間地面に横たわっていたクックは、トレーナーの手当てを受けた後にカートに乗せられてフィールドを離れている。
バイキングスのヘッドコーチ(HC)マイク・ジマーは試合後、ケガの程度は不明だが、MRI検査を受ければさらに詳しく分かるだろうと述べている。
バイキングスはベストプレーヤーの一人を失っただけでなく、クックがこのプレーでボールをこぼした後に49ersがファンブルリカバリーして勢いに乗ったことで、あらゆる意味で損失を被っている。
クックが退場した時点でバイキングスは31対26で49ersを追いかけていたが、その4プレー後に49ersのキッカー(K)ロビー・ゴールドがフィールドゴールを決めたことでその差はさらに広がった。その後、同点に追いつくチャンスが2回あったものの、結局は失敗に終わっている。
アレキサンダー・マティソンが有能なバックアップRBとしての価値を再び証明したとはいえ、バイキングスの最終ドライブがクックの存在によって強化されていたことは間違いない。この試合でマティソンはキャリー7回で21ヤードを記録。また、第3クオーター序盤にクックのビッグプレーに続いて1得点を挙げている。
シーズン第12週を迎えた時点でラッシングヤードでリーグ6位につけていたクックだが、今回の試合では負傷するまでに10回のランで39ヤードを記録するなど、大きな活躍を見せていなかった。しかし、それを補うように空中戦では6回のキャッチでチーム最多の64ヤードを記録し、その実力を発揮している。
MRI検査の結果、クックがさらに欠場することになれば、極めて重要なロードゲームとなるデトロイト・ライオンズ戦でのマティソンの果たすべき役割は飛躍的に大きくなるだろう。
【RA】