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カウボーイズHCマッカーシーが新型コロナ陽性、セインツ戦の指揮はDCクインが担当

2021年11月30日(火) 11:04

ダラス・カウボーイズのヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシー【AP Photo/Matt Patterson】

過去4戦中3試合を落としたダラス・カウボーイズは、ヘッドコーチ(HC)不在の中で立て直しを図ろうとしている。

カウボーイズのヘッドコーチ(HC)であるマイク・マッカーシーがNFLのCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)プロトコルに置かれ、ニューオーリンズ・セインツと対戦するサーズデーナイトゲームには参加しないとチームが発表した。マッカーシーはすべてのミーティングや試合に向けた準備作業には引き続きかかわるものの、バーチャルでの形になるという。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが伝えたところによれば、マッカーシーHCは新型コロナウイルス感染症の検査で陽性だったとのことだ。

マッカーシーHCは守備コーディネーター(DC)ダン・クインがシーズン第13週の試合でヘッドコーチの責任を担い、サイドラインに立つと話している。

カウボーイズは声明にてこう述べている。

「セインツ戦で彼はフィールドに立たないものの、木曜日にニューオーリンズで行われるミーティングを含め、マッカーシーは今週これからもすべてのミーティングと試合に向けた準備作業にバーチャルな形でかかわり、指示する。チームは本日のミーティングをすべてバーチャルで実施し、通常のスケジュールに組まれている練習を12時15分に開始する」

シーズン半ばにクオーターバック(QB)ダック・プレスコットを失った2020年に苦戦したカウボーイズは、今季に力強く巻き返して序盤7試合で6勝1敗をマークした。そこからは11月に挙げた1勝にとどまっており、サンクスギビングデーにオーバータイムでラスベガス・レイダースに敗れるという心痛を味わったばかりだ。

『The Dallas Morning News(ダラス・モーニング・ニュース)』によれば、プレスコットは月曜日に「メッセージはただ続けろってことさ。もちろん、俺たちにはコーチがいないだろうが、健康が何より大事だろ」と話したという。

カウボーイズは今もNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区を2.5ゲーム差でリードしており、すぐ背後でそれを脅かしているチームもいない状況だ。とは言え、ここ最近で厳しい結果が続いていたことを考えれば、白星はチームの自信を大いに高めてくれるだろう。

カウボーイズはその白星を、コーチのトップが自宅から見守る試合で上げようとしている。マッカーシーHCはシーズン開幕前にワクチンを接種しており、今回のケースはブレイクスルー感染にあたる。

この夏、マッカーシーHCは「私はワクチン接種を100%支持していたわけではなかった。しかし、科学や数字を見られるようになり、ワクチンを接種しようという決断を下した。明らかに正しいと感じたときに(ワクチンを接種した)。結局のところ、われわれはチャンピオンシップで勝つためにここにいるのであって、(ワクチンも)その一部だ」と話していた。

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