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「まるでルーキーみたいだった」と自省するレイブンズQBジャクソン

2021年12月02日(木) 12:19

ボルティモア・レイブンズのラマー・ジャクソン【AP Photo/Terrance Williams】

ボルティモア・レイブンズのクオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンは自らのパフォーマンスに非があると認め、言い訳をしようとはしなかった。

ジャクソンは前回の日曜日に行われたクリーブランド・ブラウンズとの試合でインターセプトを4回喫し、ジャクソンの今季単一試合における最低のクオーターバックレーティング(46.5)にとどまった。レイブンズは辛くも16対10でこの試合に勝利している。2019年のMVPだったジャクソンはこのパフォーマンスについて何の言い訳もしていない。

チームのウェブサイトによれば、ジャクソンは「まずいパス、不正確で、距離が足りないパス。俺が見たのはそういうものだ。リードもまずかった。俺はまるでルーキーみたいだった」と語っている。

「言い訳はしない。俺はラマーらしいボールのプレーを期待されている。あれはとにかくひどいパフォーマンスだった。インターセプト4回だぜ。あんなこと、もう2度と起こしたくない。絶対にな」

ジャクソンはこれまで、NFLの試合で4回もインターセプトされたことはなかった。AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区のトップチームを率いるジャクソンだが、今はつまずいている攻撃陣を率いるクオーターバックでもある。ジャクソン自身も苦境にあり、11月11日に相手のホームで行われたマイアミ・ドルフィンズとの試合では、不振の末に22対10で敗北している。ジャクソンは第11週にレイブンズがシカゴ・ベアーズを制した試合には体調不良で参加しておらず、タイラー・ハントリーが火力の伸び悩む攻撃陣を率いて16対13での勝利にこぎつけた。ジャクソンは今季に先発として7勝3敗をマークしたものの、6試合が残っている中でタッチダウンとインターセプトの比が15対12になっているのは懸念される部分であり、現時点ですでにキャリア最多のサック30回を浴びている。

ジャクソンはこの日曜日にピッツバーグ・スティーラーズの守備陣を相手に立て直しを図ろうとしている。対するスティーラーズも巻き返しを狙っている状態だ。5勝5敗1分のスティーラーズは勝利を渇望しており、ヘッドコーチ(HC)であるマイク・トムリンはシンシナティ・ベンガルズに41対10で敗れたチームに憤りを表していた。

一方のジャクソンはただ鏡を見つめるのみだ。

「俺が悪化させている。その痛みを自分で感じなければならない。痛みはすぐそこにある」とジャクソンは話した。

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