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パッカーズ、足首手術のRBレイシーが故障者リストに登録

2016年10月21日(金) 09:25

グリーンベイ・パッカーズ時代のRBエディ・レイシー【Tom Hauck via AP】

グリーンベイ・パッカーズは長期間、スターランニングバック(RB)エディ・レイシー不在での戦いを強いられる。

疑問視されていた足首の負傷状態が明らかになり、レイシーは今後、手術を受けて故障者リストに登録されることが判明。これは『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地19日(水)に報じたもの。チームは後に、レイシーが故障者リストに登録されたことを認めた。

レイシーが今シーズン絶望であると公式には伝えられていないものの、チームはこれから術後の方針を決め、指定復帰を付けるかどうかを決断するには時期尚早とみているとラポポートは報じている。パッカーズはレイシー不在の状態で戦う準備を始めている。ラポポートによると、パッカーズは先ごろ練習生から昇格させたRBドン・ジャクソンを20日のシカゴ・ベアーズ戦で起用する予定で、この試合では彼がRBの主軸となるようだ。

パッカーズはまた、元カンザスシティ・チーフスのRBナイル・デービスをトレードで獲得し、バックフィールドでワイドレシーバー(WR)のタイ・モンゴメリーやランドール・コブとのコンビネーションを使った攻撃を繰り出す。

レイシーの能力は他に類を見ないものだった。彼は俊敏性と同時にパワーを兼ね備えたRBであり、グリーンベイでクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースがキャリア最高のシーズンを送るのに一役買った。レイシーは特にこのオフシーズン、キャリアを通して課題とされてきた体重を減らすために徹底的にトレーニングした。エクササイズプログラム『P90 x』を開発したトニー・ホートンの尽力もあり、報道によれば、レイシーは少なくとも20パウンド(約9kg)もそぎ落とすことに成功していた。

レイシーは今シーズン、これまでにランで360ヤードを稼いでおり、1キャリー平均は5ヤードを超えている。

正直なところ、すでに不振に喘ぐパッカーズ攻撃陣にレイシーの離脱が本当の意味でどう影響を与えるのかは判断が難しい。QBロジャースがいよいよ復帰に近づいているというニュースはもちろんチームにとって明るい材料だが、ヘッドコーチ(HC)マイク・マッカーシーの攻撃陣が多機能な、どのダウンにも対応できるバックを勢ぞろいさせて以来、2年以上が経過。昨シーズン、レイシーは12試合に出場してさほど目立たなかった。彼が最後にシーズンを通して活躍したのは2014年が最後で、1,139ヤード、9タッチダウンの成績。

レイシー不在のパッカーズの挑戦は木曜日に始まる。2014年10月26日以来、10回以上のアテンプトを記録していないデービスが出場することも踏まえれば、この試合で何が起こっても不思議ではない。